中学生の塾選びのポイントを3つのステップで解説!入塾する時期や失敗しないコツも

「子どもが中学生になる。塾に入れたいけれど、どう選べばいい?」
“中学生の塾の選び方”をきちんと考えることは、非常に重要といえます。お金と時間をかけて塾に通うのですから、最良の塾を選びたいものです。
しかし実際には、地元の評判や見た感じの印象で決めてしまい、後悔するケースが後を絶ちません。
そこで本記事では、塾の種類にはどんな選択肢があるのか、何をチェックすればよいのか、具体的にお伝えします。
「中学生の塾の選び方を知りたい」
「ベストな塾を選びたい」
という方におすすめの内容となっています。
この解説を最後まで読むと、どの塾がよいか、何を決め手にすべきか、塾選びに必要な具体的な知識が身につきます。後悔しない塾選びで、高校・大学受験へつながる基礎を作りましょう。
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- 中学生の塾の選び方で外せないポイントがわかる
- 具体的なチェック項目を解説
- 塾選びで失敗しないコツ
【中学生の塾の選び方STEP1】入塾する目的を明確にする
まずは子どもが塾に入って達成したいことや目的を明確にしましょう。目的によってカリキュラムや授業の難易度、塾の雰囲気が変わるためです。
たとえば「志望校に合格したい」といった目的であれば、志望校の偏差値にあった塾を選ぶのが適切です。難関高校に行きたいのであれば、難関高校志望者向けのクラスのある塾に通うべきです。
「苦手科目の対策がしたい」という目的であれば、基礎を重点的に教えてくれるコースのある塾を選ぶといいでしょう。学校の授業の補強やテスト対策向けの授業をしている塾もありますので、目的に合わせて選ぶことをおすすめします。

【中学生の塾の選び方STEP2】塾の種類や特徴を把握する
中学生の塾の選び方で次にすべきことは、どんな選択肢があるかの把握です。
中学生の塾は大きく分けて3種類あります。
- 集団塾
- 個別指導塾
- オンライン塾
それぞれメリット・デメリットがあり、向いている子・向いていない子がいます。
「うちの子には、どれが向いているだろうか?」
と考えながら読み進めてみてください。
1.集団塾
1つめは「集団塾(集団指導塾)」です。
集団塾とは、1人の先生(塾講師)が10人〜40人程度の生徒に対して指導する塾です。
基本的には学校の教室で行う授業と同じスタイルで、先生が前方の教壇に立って生徒たちと向かい合わせになり、授業を行います。
集団塾のメリット
◎ 競争意識が芽生えて勉強のモチベーションが高まりやすい
◎ 過去実績のある高いレベルのカリキュラムが受けられる
◎ 費用が比較的安め
集団指導塾のメリットとしてまず挙げられるのは、競争意識が高まることです。
在籍している中学校が進学校ではなくのんびりした雰囲気だとしても、集団指導の進学塾に入塾することで、「高いレベルで切磋琢磨する環境」に身を置かせることできます。
塾によっては成績順にクラス分けや席順を決め、勉強のモチベーションを高めやすくしている塾もあります。
進学実績がある集団指導の進学塾を選べば、合格実績のある信頼性の高いカリキュラムで授業が受けられる点もメリットです。
費用は、この後にご紹介する個別指導塾と比較すると、比較的安めの集団塾が多いでしょう。
集団塾のデメリット
× 一度遅れてしまうとついていけなくなる
× 集団行動・座学が苦手な子にとっては苦痛が増える
× 時間の融通は利かない
デメリットとしては、一度遅れてしまうとついていけなくなることが挙げられます。
学校の授業のようにカリキュラムに沿って授業が進んでいきますが、学校と異なるのは、補習授業などのフォローアップがないことです。
何らかの理由で続けて塾を休んだ後は、そのまま復帰できずにやめてしまうケースも、少なくありません。
学校での集団行動や座学での授業が苦手で成績が振るわない子にとっては、塾でも同じことをするわけですから、苦痛が増えて逆効果でしょう。
また、「火曜日の19時30分〜」といった具合に授業の開始時間が決まっており、時間の融通は利きません。
集団塾はこんな子におすすめ
- 負けず嫌いな性格が功を奏して成長するタイプ
- 成績がよく学校にはライバルが少ない
- 学校の授業より先取りして勉強を進めたい
集団塾は、
「ライバルに負けたくない気持ちが原動力となって、勉強をがんばれる」
という子におすすめです。
学校での勉強だけでは物足りないと感じる・高いレベルで進学を目指す環境に身を置きたい・先取りして勉強を進めたいという場合には、集団指導の進学塾が合っているといえます。
2.個別指導塾
2つめは「個別指導塾」です。
個別指導塾は、1人の先生(塾講師)に対して生徒が1〜3人程度の少人数制の塾を指します。
“家庭教師の塾版”ともいえますが、家庭教師は1対1のマンツーマンであるのに対し、個別指導塾の生徒数は必ずしも1人ではなく数人です。

個別指導塾のメリット
◎ 一人ひとりの個性に合わせて指導してもらえる
◎ 苦手な教科・わからない部分のみ集中して学べる
◎ 他の子を気にせずにマイペースで取り組める
個別指導塾のメリットは、一人ひとりの個性に合わせて指導してもらえることです。
集団塾と異なり、授業のカリキュラムが決まっているわけではありません。「その生徒にとって、いま必要な指導」がピンポイントで受けられるオーダーメイド型です。
たとえば、「苦手な教科や学校の授業でわからなかった部分を、個別指導塾でフォローしてもらう」という使い方ができます。
少人数制なので、他の生徒の存在が気にならない点も、メリットです。
個別指導塾のデメリット
× 競争意識は芽生えない
× 学力が高い子にとっては物足りないケースがある
個別指導塾は集団塾と違い、他校の優秀な生徒を目の当たりにしてやる気を出す、といったことは起きません。競争意識が芽生えないことはデメリットです。
高いレベルのライバルと切磋琢磨したい学力が高い子にとっては、物足りないケースもあるでしょう。
というのは、「トップ校 合格●人」といった合格実績を多数出している合格実績型の塾は集団塾に多く、個別指導塾では少ないためです。
近年では、個別指導塾で高度な勉強をする子も増えており一概には断定できませんが、難関校を目指して高い学力に合った指導を受けたい場合、合格実績型の集団塾が選ばれることが多いでしょう。
個別指導塾はこんな子におすすめ
- 部活動や他の習い事と勉強を両立したい
- 得意教科・不得意教科の差がある
個別指導塾は、一人ひとりに合わせてカリキュラムが組まれるので、「部活動や他の習い事と両立したい」子におすすめです。
また、得意教科・不得意教科の差が大きい場合、個別指導塾で不得意教科を集中的に勉強することで、トータルの学力アップを図れます。
「合格実績型の集団塾に通いながら、不得意教科を個別指導塾で集中フォローする」という掛け持ちをしているケースもあります。

3.オンライン塾
3つめは「オンライン塾」です。
簡単にいえば、個別指導塾のオンライン版で、全国どこからでも入塾できる強みがあります。
オンライン塾のメリット
◎ 全国どこからでも入塾できる
◎ 通塾の時間を省いて効率的に学習時間を確保できる
◎ 費用が比較的安め
首都圏・都市部であれば有名な進学塾が多数あります。しかし地方在住の場合、塾が通えるエリアにないケースも珍しくありません。
オンライン塾は、地域的な制限なしに入塾できます。
自宅で授業を受けるので、通塾する時間が不要なのもメリットです。その分、学習時間を効率的に確保できます。
実店舗がないことから、費用が比較的安めな点もうれしいポイントとして挙げられます。
オンライン塾のデメリット
× 勉強する環境がないので気持ちが切り替わりにくい
× 競争意識は芽生えない
塾に行かずに自宅で指導を受けるため、気持ちの切り替えがしにくく、気が緩みやすいことはデメリットです。
通塾するタイプの塾であれば、その空間に入るだけで一定の緊張感が生まれ、勉強するスイッチが入る効果があります。しかしオンラインでは、気持ちの切り替えを自分でしなければなりません。
個別指導塾と同じく他のライバルの存在は見えず、競争意識が芽生えづらいでしょう。
こんな子におすすめ
- 近くに通いたいと思える塾がない
- 部活動や他の習い事と勉強を両立したい
オンライン塾が最もおすすめなのは、「近くに塾がない」というケースです。
自宅から遠い地元の塾に通っていたり、塾を諦めたりしていた地域でも、オンライン塾なら選択肢が広がります。
加えて、塾の行き帰りの時間がとれないほど、熱中して取り組んでいる部活やその他の活動がある子にも、オンライン塾はおすすめです。
【中学生の塾の選び方STEP3】7つのポイントで候補を絞る
集団塾、個別指導塾、オンライン塾の3種類のうち、どの塾の種類がお子さんに合いそうかわかったら、次は自宅から通える場所にある塾を調べます。
3〜5つの候補をピックアップして、どの塾がよいかチェックしていきましょう。具体的に7つのポイントを解説します。
- 塾講師のレベル
- 合格実績
- 授業料
- 通いやすさ
- 志望校との相性
- 塾の雰囲気
- 本人の意見
1.塾講師のレベル
1つめのチェックポイントは「塾講師のレベル」です。
注意したいのは、“塾講師は大学生の間で人気のバイト先でもある”ことです。指導経験が浅い学生バイトの塾講師はたくさんいますし、なかには熱意が低い人もいます。
理想は、アルバイトの大学生ではない、経験豊富で、指導スキルのある塾講師から指導が受けられることです。
アルバイトの塾講師の場合は、塾講師向けの研修がしっかりしている学習塾か、塾講師自身が高い学力を持っているか、確認しましょう。
塾講師のレベルをチェックする具体的な方法は、以下を参考にしてみてください。
- 無料体験で実際の授業を受ける(親も同席可能な場合あり)
- 面談で塾講師に直接経歴や得意分野などを質問する(応対の的確さも確認)
- 塾のWebサイトやパンフレットでどんな研修を行っているか確認する
- 大学生アルバイトが多い塾は、アルバイト求人情報サイトで求人票を探してみる(募集条件や研修内容、職場環境の情報が得られることがある)
- 塾に問い合わせして、子どもの志望校より高い学力の塾講師から指導が受けられるか確認する
2.合格実績
2つめのチェックポイントは「合格実績」です。
集団指導の進学塾を選ぶ際には、欠かせないポイントです。「県立トップ校●人」といった合格実績をチェックしてください。
合格実績を見るときには人数の多さよりも、“その塾の生徒数に対して、どの程度の合格率か?”をチェックすることが大切です。
たとえば、同じ【10人】の合格実績でも、生徒数500人の塾【合格率2%】と生徒数50人の塾【合格率20%】では、塾の実力が大きく異なります。
Webサイトをよく見たり、不明点は電話で問い合わせるなどして確認しましょう。
3.授業料
3つめのチェックポイントは「授業料」です。
授業料は塾によって大きく異なります。しっかり比較したいポイントです。
費用について詳しくは「中学の塾の費用は年間4万~90万円!相場や高くなる理由、対処法を解説 」にて解説していますので、あわせてご覧ください。
<<中学 塾 費用の記事へのリンク設置>>
参考までに、文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」から平均を見てみましょう。
年間の塾費用の平均金額は、
- 公立中学校:3万円(月あたり2.4万円)
- 私立中学校:4万円(月あたり2.1万円)
となっています。
4.通いやすさ
4つめのチェックポイントは「通いやすさ」です。
実際に通塾する時間帯で通いやすさをチェックするのがポイントです。授業が終わる時間が夜遅くになり、昼間とは使える交通機関や治安が異なるためです。
電車やバスなどの交通手段が充実していない地域や、夜間に真っ暗になり危険な地域では、親御さんが車で塾の送り迎えをするケースも珍しくありません。
無理なく安全に通い続けられるか、確認しましょう。
5.志望校との相性
5つめのチェックポイントは「志望校との相性」です。
合格実績をチェックすることは先にお伝えしましたが、志望校が定まっているのであれば、志望校との相性を優先して確認しましょう。
たとえば、「県立高校は地元の小さな個人塾がよいけれど、難関私立は大手の集団塾がよい」など、塾によって得意・不得意があるケースがあります。
6.塾の雰囲気
6つめのチェックポイントは「塾の雰囲気」です。
自然と勉強する習慣を身につけられるかは、身を置く環境に大きく影響されます。“勉強する雰囲気のある塾”か、見極めてください。
塾の授業がちょうど終わって、塾生たちが外に出てくるタイミングを観察してみましょう。
塾の生徒たちの様子から、塾の雰囲気が想像できます。
たとえば、服装が乱れている、夜遅い時間にもかかわらずなかなか帰宅しない、大声で小競り合いしているなどの様子が見られれば、塾の雰囲気はよくないと判断できるでしょう。
7.本人の意見
7つめのチェックポイントは「本人の意見」です。
最後になりましたが、これが最も大切ともいえます。
「親に無理やり行かされている塾」ではなく、「自分が行きたいと言った塾」のほうが、がんばれる子が多いためです。
本人が行きたいと希望する塾があれば、ぜひ積極的に検討してください。

中学生が入塾する時期を選ぶポイント
次に「いつから塾に入ればよいか?」について、見ていきましょう。
高校受験対策なら中学1年生から入塾がおすすめ
結論からいえば、高校受験対策として塾を考えているのであれば、中学1年生の4月からの入塾をおすすめします。
というのも、高校受験では、中学1年時からの内申点が重要になるためです。
「中3になってから、ラストスパートで入試に間に合えばよい」という考えは改めて、中1から内申点を積み重ねる必要があります。
そのためには、中学1年生から塾をスタートして、成績を上げることが有効です。
高校入試と内申点について詳しくは以下をご覧ください。


中学2年生以降はできるだけ早いタイミングがよい
1年時に入塾せずにタイミングを見計らっているのであれば、早ければ早いほどよいといえます。
理由は2つあり、1つめは先ほど述べたのと同じく、早期から内申点を積み重ねるためです。内申点は、中学1年〜3年までの期間が対象となります。
2つめの理由は、受験時までに塾の先生とよい関係を作っておくためです。
受験時には、精神的に不安定になる・スランプに陥るなど、思わぬトラブルがあります。そんなとき、信頼できる塾の先生と関係が築けていれば、大きな助けとなります。
よい関係を作るためには、ある程度の期間が必要です。ギリギリでの入塾ではなく、“できるだけ早く”をおすすめします。

中学生の塾の選び方に失敗しないためのコツ
最後に、中学生の塾の選び方で失敗しないためのコツをお伝えします。
- 体験授業は決め手となることが多いので必ず利用する
- 最低でも3つ以上の塾を比較する
- 入塾して失敗したと思ったら早めに乗り換える
1.体験授業は決め手となることが多いので必ず利用する
1つめは「体験授業は決め手となることが多いので必ず利用する」です。
Webサイトやパンフレットを見比べるだけでは、「どこも同じようで決め手にかける」と感じるかもしれません。
ぜひ体験授業に申し込んで実際の授業に参加し、「塾講師はどんな人か?」「無理なく通塾できるか?」など自分の目で確かめましょう。
多くの塾が無料で体験授業を行っています。期間は1日〜長いところでは1ヶ月体験できる塾もあります。
2.最低でも3つ以上の塾を比較する
2つめは「最低でも3つ以上の塾を比較する」です。
1つの塾しかチェックしていないと、その塾の実力を正しく評価するのが難しくなります。そこで最低でも3つ以上の塾をピックアップして、比較検討してみてください。
比較することで、どの塾がベストか判断する決め手が生まれます。それぞれの塾の特徴が浮き彫りになるためです。
前述の体験授業も、1つだけではなく3つ以上受けることで、情報収集が効率的にできます。
3.入塾して失敗したと思ったら早めに乗り換える
3つめは「入塾して失敗したと思ったら早めに乗り換える」です。
塾に入ってから「この塾はよくない」と感じたら、早期にやめる判断も大切です。
塾は学校とは違い、容易にほかの塾へ乗り換えができるので、乗り換え(転塾)を検討しましょう。
入塾時に支払った入会金は無駄になってしまいますが、成果が出ない塾に何年も通い続けるより賢明な判断といえます。

中学生の塾選びのポイントを確認して自分にあう場所に入塾しよう
本記事では、中学生の塾の選び方を解説しました。
中学生の塾は大きく分けて3種類あります。
- 集団塾
- 個別指導塾
- オンライン塾
塾選びの7つのチェックポイントは以下の通りです。
- 塾講師のレベル
- 合格実績
- 授業料
- 通いやすさ
- 志望校との相性
- 塾の雰囲気
- 本人の意見
塾に入る時期は、高校受験対策が目的であれば中学1年生からがおすすめです。
最後に中学生の塾選びに失敗しないためのコツとして3つのポイントは以下の通りです。
- 体験授業は決め手となることが多いので必ず利用する
- 最低でも3つ以上の塾を比較する
- 入塾して失敗したと思ったら早めに乗り換える
中学生でよい塾に出会えると学力の基礎を築き、自信をつけることにもつながります。ベストな塾を選んで、充実した中学生活をスタートさせましょう。

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