夏期講習の値段や相場はいくら?妥当な金額と費用を抑える方法を解説

「夏期講習は、一体いくらかかるものなの?」
「塾から夏期講習の費用が30万円と言われたけど、これって高すぎない?」
夏期講習の費用について、こんな戸惑いや疑問を抱くこともあるのではないでしょうか?
そこで、夏期講習の費用の相場として、大手有名塾3社の夏期講習の費用をまとめると下記のようになります。
夏期講習の費用の相場は、例えば最も費用が高い中学3年生の場合、集団指導塾の夏期講習代は平均10.4万円、個人指導塾の夏期講習代は平均22.6万円となります。
表を見ても分かる通り、夏期講習の費用の相場は、学年や塾のタイプ(集団指導塾か個人指導塾か)で金額が変わります。お子様の学年や通っている塾(通いたい塾)のタイプに合わせて相場を確認するようにしましょう。
もし、これらの夏期講習の費用について、これらの相場より高額な支払いが必要となった場合には、見直しの余地があるため、次のような対策をとることをおすすめします。
対策の詳細は、本文で夏期講習の費用の相場の詳細と併せて解説します。
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- 【学年・種類別】塾の夏期講習の費用平均
- 夏期講習の費用の具体例
- 夏期講習の費用が相場より高すぎる場合にやるべきこと
- 塾の夏期講習の費用を安くする方法
【学年・塾の種類別】夏期講習の値段(大手塾3校平均)
大手有名塾3社の夏期講習の費用をまとめたものを再掲すると下記の通りです。
表の(最小~最大)の数値は、大手有名塾3社の夏期講習費用のうち、最も小さな金額と最も大きな金額を示したものです。
また、「集団指導塾」とは、講師1人が生徒複数人に対して講義形式で勉強を教えるタイプの塾のことです。「個別指導塾」とは、講師1人に対して生徒1~3人で、生徒個人のレベルに合わせた指導を行う塾のことです。
表の夏期講習の相場から分かる夏期講習の費用の相場のポイントは次の通りです。
一般的に集団指導塾より個人指導塾の方が生徒1人当たりの講師数が多いため、人件費がかかり、授業料も高い傾向にあります。このため、夏期講習の費用の相場でも、集団指導塾よりも個人指導塾の方が高くなります。
また、学年ごとの費用を見ると、受験前の学年(小学5~6年生、中学3年生、高校3年生)が高くなる傾向です。これは、受験対策の夏期講習は、授業料の単価も高く、受講回数も多くなるためです。
夏期講習の費用の相場は、塾のタイプや学年によって違いがあるため、自分のお子さんの通いたい塾のタイプや学年にあった相場と比較して、費用が妥当かどうか確認するようにしましょう。
以下で詳しく解説します。

1. 小学生の夏期講習の平均費用は3万~19万円
小学生の夏期講習の平均費用は2.5万~18.9万円です。具体的な費用の相場は下記の通りです。
小学生が塾に通う場合、学校の授業の補修のために通う場合と、中学受験のために通う場合と2パターン考えられますが、小学1~3年生までの間の夏期講習では、どちらの目的で通っても金額にあまり差は見られません。小学1~3年生の夏期講習では、塾が設定するごく基本的なコースに通うことが多く、金額は集団指導塾で2~3万円、個人指導塾で2~4万円程度です。
小学4年生からは、補修用の目的で通う場合と、受験用で通う場合とでは、夏期講習代に差が出てきます。
集団指導塾・個人指導塾ともに、補修用で通う場合は2万円~4万円ほどですが、受験用で通う場合は、5~9万円ほどとなります。
小学5~6年生になると、集団指導塾・個人指導塾ともに夏期講習費はかなり上がります。これは受験用に通う生徒向けの夏期講習が多いためです。受験用の夏期講習が高い理由は、受講日数が多いことと、受験用に授業のレベルがあがるにつれて授業料もあがるためです。ちなみに、補修用に通う生徒の場合は、苦手科目だけを受講するなど、受講日数や受講科目数を減らすことで、半分以下の費用にすることも可能です。

2. 中学生の夏期講習の平均費用は5万~23万円
中学生の夏期講習の平均費用は4.7万~22.6万円です。具体的な費用の相場は下記の通りです。
受験時期の中学3年生になると、集団指導塾と個人指導塾の夏期講習費の差が大きく開き、集団指導塾10.4万円に対し個人指導塾は22.6万円と倍にもなります。これは中学3年生の集団指導塾の場合、大手有名塾でも比較的安い夏期講習を行う塾があるためです。
中学3年生の場合、難関高校受験対策用の夏期講習は高い一方で、中堅・地元の平均的な高校受験用の夏期講習は比較的安い傾向です。難関高校を受験しない場合は、夏期講習を比較的安く受講することができます。
3. 高校生の夏期講習の平均費用は6.2万~11.7万円
高校生の夏期講習の平均費用は6.2万~11.7万円です。具体的な費用の相場は下記の通りです。
高校3年生は、大学受験を控えているため、高校1~2年生よりも夏期講習の費用も高い傾向です。ただし、高校生は中学生よりも比較的自分で学習を進めることができるため、夏期講習の受講回数を比較的抑えることができ、中学3年生ほどの費用はかかりません。
例えば、上の表の高校3年生の夏期講習の費用は、集団指導塾の場合は、4コース(1コース4〜5コマ)の受講、個人指導塾の場合、40コマの受講とした場合の費用となっています。(コマとは受講単位のことです。多くの場合、1コマ=70~110分授業です。)

【妥当な金額を判断しよう!】夏期講習の値段の具体例
しかし、夏期講習の費用が異なるのは、学年や塾のタイプのためだけではありません。
例えば、大手有名塾3社の夏期講習の費用については、同じ学年の中学3年生で同じタイプの塾でも下記のように集団指導塾で8万~14万円、個人指導塾で21万~24万円と費用に開きがありました。
同じ学年、同じ塾のタイプでも価格に差が出る場合があるため、下記では具体例を見ながら、希望する夏期講習が、どのケースに近いのか検討してみましょう。
1. 【集団指導塾】8万円のケースと15万円のケース
ここでは集団指導塾のケースを見ていきましょう。
下記の例は、
- 集団指導塾A:中堅・地元の公立高校受験をメインターゲットとした塾
- 集団指導塾B:難易度の高い高校の合格率も高く、難関高校向けの受験をターゲットとした塾
のケースです。
図にある「コマ数」とは「受講回数」のことです。
集団指導塾Aと集団指導塾Bは、同じ学年(中学3年生)、同じ塾のタイプ(集団指導塾)ですが、費用には8万円から15万円ほどの違いがあります。
集団指導塾Bなどの難関高校受験を目指す塾の方が、同じ科目(英数国理社5教科)でも「コマ数(受講回数)が多い」「1コマ当たりの価格が高い」ため、夏期講習の費用が高くなる傾向です。
難易度の高い高校を目指す場合は、集団指導塾Bなど授業料の高い夏期講習を選択することもやむを得ないと言えます。難関校でなく中堅・地元の高校受験を目指す場合は、集団指導塾Bのような高額な夏期講習を選択する必要はなく、集団指導塾Aのような授業水準・価格帯の塾を選ぶのがよいと言えます。
2. 【個人指導塾】同じ塾でも19万円となるケースと48万円となるケース
次に個人指導塾のケースを見ていきましょう。
下記の個人指導塾では、同じ塾、同じ学年(中学3年生)、同じ学習教科(英数国社理5教科)にも関わらず、夏期講習の費用について19万円から48万円もの違いがあります。
費用の違いは主にコマ数の違いによるものです。
例えば192,000円のケースと、480,000円のケースを見比べてみると、費用が高くなる理由としてはコマ数が48コマ、120コマと異なるためです。
個人指導塾の場合、塾から100コマ以上の受講をすすめられることもありますが、平均的な相場としては20万円程度のため、48コマの利用者が多いと思われます。
100コマの場合、夏休みの受講日数を30日間としても、毎日3コマ以上の授業を受けることになります。体力的にも厳しいものとなり、授業を消化しきれない場合も少なくありません。夏休みの間、学習ペースを維持することに不安があるため、とにかく塾にこもって特訓したいという場合は100コマでもよいでしょう。
一方、48コマの受講でも、例えば20日間の間、1日2コマの学習を進めることになるため、学習ペースはある程度維持できます。予習・復習の時間を自主的に確保すれば、学習効果をより上げることも可能です。

夏期講習で授業料以外にかかる費用や値段
夏期講習では授業料以外にも、以下のような料金が発生します。
- 入会金
- 教材費
- 交通費
- 飲食費
塾によりますが、夏期講習を受講する際に塾への入会金がかかります。金額は1万円~2万円ほどです。もともと塾に通っているのであればかかりません。
独自のテキストや問題集を活用している塾では、授業料とは別途で教材費を支払う必要があります。とくに個別指導塾の場合は生徒一人ひとりに合ったテキストを用意しているため、授業料と分けて請求されることが多い傾向にあります。費用は5,000円~1万円ほどです。
ほかにも家から塾まで距離がある場合は交通費が、1日中授業のあるカリキュラムを選択した場合は軽食・昼食などの費用がかかることも知っておきましょう。
夏期講習の値段が相場より高い場合にやるべきこと
夏期講習の費用について、相場や具体例についてお伝えしました。夏期講習の費用が高くなる要因が、授業料の単価の高さや、受講するコマ数の多さということが理解できたかと思います。
これらのことを踏まえて、相場より高い夏期講習の費用を塾から提案された場合に、その価格が妥当かどうか判断するために、やるべきことを紹介します。
やるべきことは下記2つです。
詳しく見ていきましょう。
1. (集団指導塾の場合)コース数を確認する
夏期講習の費用が相場より高いと思ったら、夏期講習の内容とコース数をチェックしましょう。
集団指導塾の内容とコース数のイメージは下記の通りです。
集団指導塾の場合は、夏期講習のプランを1コース(数コマセット)で提案していることが多いため、夏期講習の費用が相場より高い場合には、コース単位で見直すようにしましょう。
集団指導塾の場合は下記のように、基本コースにオプションとして、コースを追加していきます。このオプションコースを増やし過ぎると相場より高くなるため、本当に必要なものかどうか見直すようにしましょう。
1人で学習することの難しい苦手科目は優先的に残し、自主学習が可能なもの、必要でないものはカットすることがおすすめです。1コースカットすることで、数千円から2万円程度カットすることが可能です。
コースをカットしたものの、その科目の自主学習に不安がある場合は、カットした科目と同じ科目を、比較的安いオンライン塾で受講するといったこともおすすめです。月額2~3千円で利用できる授業映像見放題・演習問題付きのオンライン塾などを活用すると、自主学習が進めやすくなります。
2. (個人指導塾の場合)コマ数を確認する
個人指導塾の場合は、夏期講習のプランをコマ数で調整することが多いため、コマ数を確認することがおすすめです。
塾から提案された夏期講習の金額であっても、相場より高い場合は、人並み以上のコマ数を進められているケースが多くあります。本当にそのコマ数が必要かどうか検討するようにしましょう。
個人指導塾のコマ数に応じた夏期講習のイメージは下記の通りです。
100コマ以上の受講を計画している場合は、特に見直しの余地があると言えるでしょう。夏休みは40日程度ありますが、実際に授業が行われている日は20日~30日程度です。100コマの場合、1日に3~5コマ受講することになります。
1コマ当たりの時間は70分~110分と塾によって異なりますが、一日のほとんどを塾に費やすことになり、体力的にも厳しくなり学習効率も落ちることになりかねません。授業を長く受講していれば成績が上がるというわけでもありません。学んだことを定着させるための自習時間の確保も必要なため、コマ数を減らすようにしましょう。
中学3年生の受験生の場合でも48コマ程度で問題ないとも言われています。実際、上記のように中学3年生の夏期講習の場合でもコマ数を48コマほどに抑えて受講する生徒が多くいます。コマ数が多く感じられる場合は、コマ数を減らして、自習室などを活用して予習・復習の時間に充てるようにしましょう。
コマ数が多くないのに夏期講習の費用が高い場合は、授業料そのものが高いと言えます。その場合は、夏期講習については、比較的安く利用できる他の塾を利用することも検討してみましょう。

夏期講習の値段を下げる方法
夏期講習の費用が相場よりも高い場合にやるべきことをお伝えしました。
では実際に、夏期講習の費用が相場より高くない場合は、費用を抑えてはいけないかというと決してそういうわけではありません。
夏期講習の費用を抑えたからといって必ずしも学習効果が落ちるわけではないため、夏期講習の費用を抑えたい場合には、下記方法を検討してみるようにしましょう。
1. コマ数・コース数(科目数)を減らす
夏期講習のコマ数やコース数を確認し見直すことは、夏期講習を受ける際には誰にでも有効と言えます。
生徒によって弱点や得意分野が異なるため、塾の基本のコースだから、また、塾にすすめられたからといって、うのみにする必要はありません。
志望校対策に効果的なコースのみ受ける、あるいは、自分では克服しにくい苦手科目に絞って受講する、など必要な受講科目、コマ数に応じて受講するようにしましょう。
集団指導塾の場合は、自分でコース選択を行うケースがほとんどのため、必要なコースのみ選択するとよいでしょう。1コース2万円前後のため、1コースを削るだけで2万円程度の差がでます。コース数が減ったことに不安がある場合は、同じ分野の授業を授業料数千円のオンライン塾で補強するとよいでしょう。
個人指導塾の場合、個人指導塾に予算を伝え、コマ数を減らす相談をしましょう。コマ数を減らした提案をしてもらえます。例えば当初48コマ20万円前後の夏期講習を提案された場合でも、予算が厳しいことを塾に伝えると、30コマ12万円程の予算を抑えたケースを提案してもらうことが可能です。新しく提案されたケースと元のケースの両ケースの内容をよく見比べて決めるとよいでしょう。
2. 夏期講習のみ他の塾で受講する
夏期講習の費用が高いと思った場合には、他の塾を受けることもおすすめです。
同じタイプの塾で同じ教科の授業を受ける場合でも、夏期講習では10万円程度の価格差がある場合があります。例えば、小学6年生の個人指導塾の夏期講習の場合、一番安い塾12万円と高い塾25万円では、13万円もの違いがあります。人気の大手塾の間でも、これほどの差があるため、他の塾を検討してみることもおすすめです。他の塾を利用する場合には、別途1~2万円程度の入会金が必要となる場合もありますが、授業料がそれ以上に抑えられる場合には、検討してみるとよいでしょう。
3. オンライン塾を受講する
夏期講習の費用が高いと思った場合には、夏期講習に代替する学習方法としてオンライン塾を活用することもおすすめです。
オンライン塾では対面指導ほど学習のモチベーションが維持できず、夏休みの間の学習習慣が損なわれると心配されがちですが、復習用の学習アプリが使いやすかったり、個人指導付きのコースを選ぶこともできたりするため、学習効果を維持することが可能です。
オンライン塾で映像見放題(演習問題付き)のタイプのオンライン塾を利用した場合は、一か月数千円から利用できます。個人指導・カウンセリング付きを選んでも、対面授業よりオンライン塾の方が安いため、検討してみるとよいでしょう。
オンライン塾で個人指導タイプの場合、オフライン個人指導塾の月額授業料(週1回)が1万5千円前後であるのに対し、オンライン個人指導塾の月額授業料(週1回)は5千円前後です。塾にもよりますが、オンライン個人指導塾は授業料の相場はオフライン個人指導塾の相場の2分の1あるいは3分の1程度のため、夏期講習費もかなり抑えられると言えます。
夏期講習の値段は学年や塾のタイプによって変わる
塾の夏期講習の費用について、具体例を交えて紹介しました。夏期講習の費用の相場は下記の通りです。
これらの夏期講習の費用の相場は、学年や、塾のタイプによって異なることを紹介しました。
また、夏期講習の費用の相場は、特に夏期講習の受講数(コマ数・コース数)や、授業単価によっても影響を受けることもお伝えしました。以上のことを踏まえて、もし、受けようとしている塾の費用が相場よりも高いと思った場合には、下記の「夏期講習の費用が相場より高い場合にやるべきこと」を試してみてください。
ぜひ、これらの情報を活用して、お子様にとって最適な夏期講習を、適切な価格で選択するために役立ててみてください。

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