偏差値を上げる方法とは?効果的な勉強法や成績が悪い原因を紹介

受験において、志望校に合格する確率を判断する指標のひとつが「偏差値」です。しかし、自分の偏差値が志望校の合格水準に達していないため、なんとかして上げたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、偏差値とはどのようなものか、上げるには何をすればよいかを紹介します。偏差値を上げるための勉強に取り組むことは、受験に合格する確率を高めるために欠かせません。
この機会に効果的な勉強法を一通りチェックしておくことで、効率的に偏差値を上げられるでしょう。
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多くの方が直面する問題ですが、学校の最適な勉強方法は小学校・中学校・高校でそれぞれ異なり、また一人ひとりの環境や学習状況によっても異なります。
ですが、実は自分に最適な学習方法と学習サイクルを見つけることで成績は着実に伸ばすことができます。
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- 偏差値とはどのようなものかがわかる
- 偏差値が低迷する理由と対処法がわかる
- 偏差値を上げるために効果的な教科別の勉強法がわかる
偏差値の計算方法と目安
特定の集団内において、自分がどの程度に位置しているのかを示す数値を偏差値と呼びます。母集団の中で真ん中の順位である場合、偏差値は50です。したがって、偏差値が50未満なら平均に達していない、50を上回るなら平均を超えているといえます。
なお、偏差値の計算式は以下のとおりです。標準偏差の求め方はここで紹介しませんが、得点のばらつき具合を表しているものになります。
- (自分の得点-平均点)÷標準偏差×10+50
たとえば、平均点数が64点の試験で90点を取り、標準偏差が17だった場合の偏差値は以下のとおりです。
- (90-64)÷17×10+50=65.2

偏差値が低迷する主な原因と対処法
思ったようにテストで得点できず偏差値が低迷する背後には、以下のような原因が隠れています。
一言で偏差値が低いといってもその原因は人によって異なるため、まずは自分がどれに該当するかチェックしてみましょう。
勉強量が少ない
勉強しているのに成績が上がらず偏差値が低迷しているなら、そもそもの勉強量が不足している可能性が考えられます。
必要な勉強時間は学年によって異なるものの、以下を目安にするとよいでしょう。
- 中学生:1日1.5時間~2.5時間
- 高校生:1日2時間~5時間程度
上記の水準より大幅に短い場合は勉強量が足りないため、勉強時間を増やすことをオススメします。部活や習い事で上記の勉強時間を確保できないなら、週末の勉強時間を長めにする方法も有効です。
自分に合った勉強法がわかっていない
十分な時間勉強していてもなかなか偏差値が上がらないなら、勉強法が自分に合っていない可能性が考えられます。
基礎的なポイントを理解していないのに問題演習を中心にしていたり、問題演習が必要なのに暗記分野に注力しつづけていたりする場合などが代表的な例です。
上記に該当する場合は、この機会に勉強法を見直してみるとよいでしょう。
すでにつまずいている部分がある
既習範囲できちんと理解できていない部分がある場合、そのままにしていると思ったように成績が上がりません。ベースとなる部分を理解していない状態で先の分野を学んでも、正確に理解できるようにならないためです。
たとえば、1次関数や1次方程式を理解していない状態で、2次関数・2次方程式を学んでいる場合が該当します。基本になる関数や方程式の仕組みを正しく理解していなければ、より高度な内容を学んでもきちんと理解できません。
上記に該当する場合、ベースとなる部分まで戻って徹底的に復習する必要があります。まずはテストの結果から自分の学力レベルを振り返り、どのような勉強が必要かチェックしてみましょう。
学力に合った参考書・問題集を使っていない
使用している参考書や問題集が自分の学力に合っていない場合、思ったような学力アップ効果には期待できません。そのため、参考書や問題集は以下のように選ぶとよいでしょう。
- 学校の授業がわからない、定期テストであまり得点できない:教科書準拠型の参考書・問題集
- 定期テストで十分に得点でき、さらなる学力アップを目指す:受験対策用や応用的な内容を中心に掲載している参考書・問題集
まずはテストの結果から自分の学力がどの程度なのか、基礎をどの程度理解できているのかをチェックしましょう。それから参考書・問題集を選ぶことで、自分の学力にあったものを購入できます。
偏差値を上げるために意識したい基本的なポイント
受験に備えて総合的な成績を上げたいと考えているなら、効率的に偏差値を上げる方法として以下の3つを押さえておくことが大切です。
それぞれどのようなポイントを意識すればよいのでしょうか?中学生・高校生を対象にして、以下で詳しくチェックしていきます。
科目ごとの成績を分析する
まずは現状の成績を把握するためにも、模試や公開試験、学校の定期テストの結果を振り返ってみましょう。科目別に何ができていて何ができていないのか、理解度が不足しているのはどこかを書き出します。
得点や偏差値の数値だけに気を配るのではなく、具体的にどの問題を間違えたのか、どのタイプの問題が苦手な傾向があるのか考えてみましょう。苦手なところがわかったらその部分を補強する勉強に取り組みます。
十分な勉強量を確保する
成績や偏差値を上げるには、十分な勉強量を確保することが欠かせません。中学生・高校生の学年ごとに必要な1日あたりの勉強時間の目安は、以下の通りです。
- 中1:1時間~1.5時間
- 中2:1.5時間~2時間
- 中3:2時間~2.5時間
- 高1:1.5時間~2時間
- 高2:2時間~3時間
- 高3:3時間~4時間
どの程度の時間勉強すればよいかわからない人は、上記の時間を目安にするとよいでしょう。
細かい目標を定めて勉強する
単純に「成績を上げる」「偏差値を上げる」を目標に勉強していても、目標があいまいになるためモチベーションが下がりがちです。そのため、細かい目標を定めて勉強に取り組むとよいでしょう。目標の例には、以下のようなものがあります。
- 次回の定期テストで全科目の平均得点を前回より10点上げる
- 次回の模試で合計◯点取る
- 微分・積分の問題を自力で解けるようになる
目標は複数用意しておくとよいでしょう。長期的に達成した目標をひとつ掲げ、それを達成するためのマイルストーンとなる目標をいくつか設けると、モチベーションを長期的に維持しやすくなります。
ただし、「1年で1,000時間勉強する」や「次回の模試で90%以上正解する」のように、漠然としていたり目標が高すぎたりする場合は逆効果なので注意が必要です。
偏差値を上げるためにやりたい4つの勉強法
効率的に偏差値を上げるためには、体系的な勉強に取り組む必要があります。適切な勉強法がわからず困っているなら、以下で紹介する4つの勉強法を試してみましょう。
それぞれどのように勉強すればよいか、どのような効果に期待できるのか紹介します。
1. 学習の遅れが発生した部分を明確にして復習する
これまでに学んだところにわからない部分があるなら、まずはその部分を学び直します。休日にまとまった時間を確保し、教科書と参考書をセットにして一通り読み直してみるとよいでしょう。教科書を軽く読んでわからない部分が見つからったらチェックしておき、その部分を重点的に復習します。
その後、問題集を使って練習問題に取り組み、自力で解けるようにしましょう。問題がスラスラ解けるようになったら、きちんと内容を理解できたと判断できます。
2. 教科書に書かれていることを網羅する
新しいところを学ぶときは、まず教科書に書いてあることを確実に理解できるように勉強しましょう。定期テスト対策、受験対策のどちらを目的としていても、教科書が基本になるためです。
内容をより深く理解するため、教科書準拠型の参考書を用意しましょう。教科書と参考書をセットで使い、内容をひとつずつ学ぶのがオススメです。
3. 練習問題を反復して定着させる
教科書と参考書を使用して一通り勉強したら、続いて問題集を使って練習問題に取り組みましょう。使用する問題集は、教科書準拠型のものと、それよりワンレベル高い応用問題が充実したものの2つがオススメです。
まずは教科書準拠型の問題集で基礎~標準レベルの問題を解けるようにし、その後応用レベルの問題集に掲載されている問題を解けるようにします。応用問題を自力で解けるようになったら、その単元の理解度は十分と判断できるでしょう。
4. 定期的に自分の偏差値を確認する
定期的に模試や公開試験を受験し、自分の偏差値をチェックすることも大切です。偏差値が徐々に上がっていることがわかれば、モチベーションをさらに高められるでしょう。
また、結果を分析することで、次にどこを強化しなければならないかを可視化できます。より効率的に成績アップを実現するためにも、数ヶ月に1回は試験を受けてみるのがオススメです。
成績が上がる勉強の仕方についてより詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて確認してみてください。

【科目別】偏差値を上げるために効果的な勉強法
偏差値を上げるために効果的な勉強法は、科目によっても異なります。ここでは、高校受験・大学受験を控えている人に向けて、科目別にオススメの勉強法を紹介します。勉強法に悩んでいる人は、ぜひ以下を試してみてください。
国語 |
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数学 |
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英語 |
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社会 |
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理科 |
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教科ごとに勉強のコツを掴めば、限られた勉強時間を効率的に使って成績を上げられます。
以下の記事では、中学生・高校生を対象に科目別の勉強法をさらに詳しく紹介しています。ぜひあわせて確認してみてください。






偏差値を上げるには塾に通うのもオススメ!
さらに効率的に偏差値を上げたいと考えているなら、この機会に塾に通うのもオススメです。塾に通うと、以下のメリットを享受できます。
- 基礎から応用まで徹底して教えてもらえる
- 学習の遅れ・つまずきを予防できる
ここでは、それぞれのメリットを詳しく解説します。塾に通おうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
基礎から応用まで徹底して教えてもらえる
塾に通えばプロの講師による授業を受けられ、基礎的な内容から応用問題の解き方までを徹底して教えてもらえます。苦手な分野は理解できるまで指導してもらえるため、特定の部分でつまずいている人でも学習の遅れを取り戻しやすいでしょう。
家庭学習のみで苦手を克服したり難しい内容を正しく理解したりするには多くの時間がかかるため、塾に通って効率的に学ぶとよいでしょう。
学習の遅れ・つまずきを予防できる
学校とは異なり、内容だけでなく効果的な勉強法を教えてもらえるのも塾に通うメリットです。勉強法がわからないと悩んでいる人にとって、どのように勉強すれば効果に期待できるのか知れることは魅力的なポイントといえるでしょう。
また、多くの塾は自習室を設置していて、塾生であれば自由に使用できます。自習室は勉強に集中できる環境になっているだけでなく、質問に対応する講師がいるのが一般的です。わからない部分はすぐに質問して解消できるため、つまずきを予防しやすいのがメリットです。
【偏差値別】学力に合った塾の選び方
これから塾に通うのであれば、自分の学力・偏差値にあったところを選ぶことが大切です。
現在の偏差値が50以上でさらに上げたいと思っていて、自分で勉強する習慣がすでに身についているのであれば、比較的ハイレベルな指導を受けられる集団指導塾がよいでしょう。受験対策に特化したいのであれば、進学塾も選択肢に入ります。
一方で、偏差値が50未満でつまずいている部分が多い場合や勉強の習慣が身についていない場合は、徹底的に教えてもらえる個別指導塾がオススメです。定期テスト対策や苦手な部分の補習に力を入れているところなら、成績を上げやすいといえます。
以下の記事でも塾の選び方や指導スタイルごとの違いを紹介しているため、参考にしつつ自分に合ったところを選ぶとよいでしょう。

まとめ:偏差値を上げる方法を知って効率的に勉強しよう!
偏差値は母集団の中で自分がどの位置にいるのかを示す数値で、50が平均です。高校受験や大学受験においては指標のひとつになっていて、合格する可能性を高めるには偏差値を上げる必要があります。本記事で紹介した偏差値を上げる方法をまとめると、以下のとおりです。
- 偏差値を上げるにはまず、現状の成績を把握して苦手な部分や科目別の成績を可視化することが大切
- 教科書に書いてあることを徹底的に学び、理解したら応用問題に取り組むのがオススメ
- より効率的に偏差値を上げたいなら、できるだけ早く塾に通うと効果的
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