国語の文章問題を解くコツは?設問のポイントを理解して成績UP

国語のテストにおいて、長文読解が苦手で点数が伸びないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?しかし、長文読解を含めた文章問題は文中に答えが記述されていることが多く、解き方のコツを押さえれば成績アップを狙いやすい分野です。
そこでこの記事では、文章問題を解くときに意識したいコツを設問のパターン別に解説します。本分野を苦手だと感じている人は、一通りチェックすることで問題が解きやすくなって成績が上がるでしょう。
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- 文章問題が解けない理由がわかる
- 説明のタイプ別に注目しなければならないポイントがわかる
- 読解力を高めるための勉強法がわかる
国語の文章問題が苦手・解けないときによくある理由
文章問題がなかなか解けなかったり間違えたりする場合は、自分がなぜ解けないのかを明らかにする必要があります。問題が解けない主な理由を挙げると、以下の通りです。それぞれどのように対策すればよいかもあわせて解説します。
1.文章のメインテーマを正確に理解していない
国語で扱うさまざまな文章には、メインテーマが存在します。メインテーマを正しく理解していないと、その文章が何について書かれたものかがわかりません。一般的にメインテーマになるものは以下の通りです。
- 文学的文章: ストーリー
- 論述文: 筆者の主張
小説をはじめとした文学的文章を読むときは、どのようなストーリーが展開されているのかを意識しましょう。論述文を読むときは、文章全体を通じて筆者がもっとも主張したい事は何かを考えます。
2.設問の内容や解答方法を理解していない
本文に何が書かれているか理解していても、設問の内容や適切な解答方法がわからないと正しく解答できません。「特定の段落で展開されている筆者の主張を答えよ」という問題に対して、自分の主張を解答するケースが上記に該当します。
設問の読み間違いによる誤答が多いと感じているなら、設問を注意深く読んでキーワードに印をつけましょう。設問に書かれている「筆者の主張」「下線部の語が示すもの」など、何を解答しなければならないかを判断するのに必要な用語をチェックします。
3.語彙力が不足している
本文中や設問に知らない語句が存在すると、解答すべき内容がわからなくなることがあります。「筆者が空論と考えているものは何か」という問題が出た場合、「空論」の意味を理解していないと何を答えればよいかわかりません。
テスト中に未知の語句が登場して焦った経験がある人は、語彙力を強化しましょう。本文・設問に登場する語句の中に、自分の言葉で意味を説明できないものがあったら解消することを意識してください。
4.表面だけ読んで読めたつもりになっている
自分では本文や設問をきちんと読んだと思っていても、正しく読めていないことがありがちです。文章を途中まで読んだ段階で続きを予測し、最後まできちんと読んでいない場合が該当します。
国語のテストで文章を早く読むことは大切ですが、正しく読むことはさらに大切です。文章を最後まで正確に読み、何が書かれているか理解するように努めましょう。まずは正確に読むことを意識し、きちんと読めるようになってからスピードを意識するのがオススメです。
5.設問を先に読んでいる
国語の勉強法として設問を先に読んでから本文を読むように指導されることもあります。上記の方法が間違いであると断言できないものの、設問の表現に引きずられて本文の内容を誤解しやすいため注意が必要です。
設問を先に読む解き方で正しく問題を解けていないのであれば、本文を先に読むスタイルを試してみてください。
本文を先に読めばどこに何が書かれているかを把握できるため、設問を読んだときにどこを読み返せばよいか判断できます。解答にかかる時間を短縮する効果にも期待できるでしょう。
【設問パターン別】国語の文章問題を解くコツ
ここからは、テストで出題されやすい設問のパターン別に問題を解くためのコツを詳しく紹介します。今回チェックする設問パターンは、以下の5種類です。それぞれ何に注目すればよいか見ていきましょう。
1.筆者の主張を答える問題
論述文において、筆者の主張は文章全体を貫くメインテーマです。したがって、すべての段落で言及されているテーマが何かを考えましょう。具体的には、以下の手順で解答を導き出します。
- 文中の反語・推量表現をチェックする
- 各段落の要点を簡潔に書き出す
- 上記から筆者の主張を考える
反語とは「~は必要なのだろうか」「このままでよいのだろうか」のような表現です。推量表現は「~と考えられるだろう」「○○が資料に現れた結果といえるのかもしれない」という表現を指します。
一般的には、上記のいずれの反語表現も何かを断言するものではありません。しかし、論述文では筆者の強い主張が現れています。一例として「複数のシステムを運用する必要があるのだろうか」と書かれていれば、「必要ない」と主張する文章です。
各段落の要点を書き出すと、上記で考えた主張を導き出すための根拠や資料、実例などが見えてきます。これらを組み合わせることで筆者の主張を正確に記述できるでしょう。
2.適切な接続詞を記入する問題
接続詞が入る部分のみを空欄にした状態で本文を要約した内容が書かれていて、適切な接続詞が何かを問う問題も出がちです。接続詞は前後の文を接続するもので、それぞれに意味があります。具体例を挙げると以下の通りです。
しかし けれども | 【用法】逆説 【使い方】前の文章と逆の意味をもつ内容を続く部分に記述するときに用いる 【例】今は真夏だ。しかし涼しかった。 |
---|---|
すなわち つまり | 【用法】言い換え 【使い方】前の文章を理解しやすくするために言い換えるときに用いる 【例】国会には2つの議院、すなわち衆議院と参議院がある。 |
やはり | 【用法】直言 【使い方】思っていることを続く部分に記述するときに用いる 【例】昨日と同様に、やはり今日も大雨だった。 |
たとえば | 【用法】例示 【使い方】具体例を続く部分に記述するときに用いる 【例】帆船とは風の力で動く船である。たとえばヨットだ。 |
それとも あるいは | 【用法】選択 【使い方】前後の文章を選択肢にするときに用いる 【例】正しいのはAなのだろうか。それともBか。 |
接続詞を埋める問題が出たときは、前後の文章がどのような関係にあるかをチェックします。反対の主張をしていれば逆説の接続詞を、例を挙げていれば例示の接続詞を入れましょう。
3.指示語が示す具体的な内容を答える問題
文中に登場する指示語が何を示すのか解答する問題も頻出します。指示語とは特定のものを指し示す言葉で、以下のようなものが含まれます。
- これ
- それ
- どれ
- あれ
- ここ
- そこ
上記の指示語は単独では何を示しているかわかりません。しかし、指示語より前の部分に答えが書かれているのが通常です。そのため、以下の手順で答えを探すとよいでしょう。
- 指示語の後ろからある程度の見当をつける
- 指示語の前から対応するものを探して書き出す
- 書き出した語と後ろの部分を照合して矛盾がないか確認する
解答が合っているか確認するときは、指示語を解答として書き出した語に置き換えて違和感なく読めるか確認してください。前の部分とのつながりや文章に違和感がなく、スムーズに読めれば正解の可能性が高いでしょう。
4.心境の変化を答える問題
文学的文章の読解問題では、登場人物の心境がどのように変化したかを解答する問題が頻出します。国語のテストにおいて文学的文章は論述文と同じくらい重要なため、きちんと押さえておきましょう。以下の問題を例にして考えます。
本文(抜粋)
Aさんは定期テストの返却を控えて不安を感じていた。しかし、いざテストが返却されると小さくガッツポーズした。
問題
上記の部分ではどのような心情を表現しているか答えよ
心境の変化を問われたときは、以下の手順で考えるのがオススメです。
- 本文中から心境を描写する表現を探してチェックをつける
- チェックした語句の前後から心境を表した部分を探す
- 表されている心境を簡潔に書き出す
- 書き出した内容から心境がどのように変化したかを考えて記述する
心境を描写する表現を見つけ出せれば、前後を比較するだけでスムーズに解答できます。
上記の問題で注目できるのは、「不安を感じていた」「小さくガッツポーズした」という表現です。ここから「点数が悪いと思い込んでいたが、いざ返却されると点数がよかったので喜んだ」のように解答できるでしょう。
表現を見つける段階でつまずいた場合は、心境を描写する表現を思いつく限りノートに書き出して、どのようなものがあるかチェックしてみてください。頻出する表現の例には以下のようなものがあります。
直接的な表現 | ・うれしい ・悲しい ・冷静 ・率直 |
---|---|
間接的な表現 | ・首をかしげる ・~したように ・歯を食いしばった ・唇をかんだ |
5.多肢択一式の問題
国語の問題には記述問題だけでなく、多肢択一式の問題もあります。多肢択一式の問題では、以下の手順で選択肢内の誤りを見つけ出せば効率的に解答できるでしょう。以下の例題から考えてみましょう。
本文(抜粋)
日本は江戸時代に入ると、キリスト教が広がらないようにするために鎖国するようになった。1636年にポルトガル人を隔離し、1639年には日本から出国させ、その後の入国を禁止した。同時に幕府は大名に対して沿岸部を防衛するように命じた。その後、オランダのみが日本と貿易できる状態になった
問題
上記の文章を要約したものとして適切な文を以下から選べ
A:日本にいたポルトガル人は大名に追放され、江戸幕府が沿岸部を防衛した。
B:江戸幕府はポルトガル人を国外追放し、大名が沿岸部を防衛した
C:鎖国後はオランダとポルトガルのみが日本と貿易できた
問題を解くときは、以下の手順で考えましょう。
- 選択肢に含まれる接続詞をチェックする
- 接続詞前後の文章を読んで関係を把握する
- 本文の内容と選択肢を照合する
- 誤りであると判断した選択肢に対して、根拠となった表現にチェックをつける
- 解答を記述したら、根拠が本文中に存在するか見直す
選択肢を接続詞で分解して前後関係を確認しながら本文と照合することで、前後どちらか一方が間違っている場合に誤りを発見しやすくなります。最後に間違いと判断した根拠となる表現にチェックしておけば、見直しの手間を減らせるためスムーズです。
上記の問題の選択肢をチェックすると、以下のように判断できます。
- Aは「大名が追放」「江戸幕府が防衛」としているため間違い
- Bは「江戸幕府が追放」「大名が防衛」とあって本文と整合しているため正解
- Cは「ポルトガルが貿易できた」とあるため間違い
よって、正解はBであると判断できるでしょう。本文と整合しているか確認すると間違いを可視化できます。
国語の文章問題を得意にするために押さえたい勉強のコツ
文章問題の苦手を解消するには、正しい勉強法で日々の学習に取り組むことが必要です。ここでは、文章問題対策として効果的な勉強法を5つ紹介します。
国語のテストで文章問題(長文読解)が占める割合は大きいため、成績アップを効率的に目指したいと考えているならぜひ参考にしてみてください。
1.文中に出てくる語句の意味を正しく理解する
語彙力は国語力の基本です。そのため、本文・設問内に意味がわからない語句があるときはすぐに解消しましょう。定期テストの問題は、教科書の文章から出題されることが多いため、以下のように勉強するのが効果的です。
- テスト範囲の文章を一通り読み、意味がわからない語にチェックする
- チェックした語を専用のノートや用紙に書き出す
- 辞書で意味を調べて書き出した語句の横に記述する
語彙力を高めるための学習では、「わかったつもりで実際にはわかっていない状態」に陥らないようにしましょう。語句の意味を自分の言葉で正しく説明できるか考え、できなければ意味をチェックする必要があります。
2.文章全体のテーマを理解する
長文読解に取り組むときは、全体のテーマを理解することを意識しましょう。最初に全体を読み、何について書かれた文章かをノートに書き出してみてください。
テーマを書き出しておけば、文章を読み返すときに関連する要素がどのように現れているかを理解できます。論述文であれば、メインテーマとなっている主張を導き出すのに必要な根拠や実例、反対意見などが記述されています。
3.段落ごとの要点をまとめる
全体のテーマをつかんだら、段落ごとに深く読み込みます。理由・根拠・エピソード・結論のように、段落ごとに要点が分かれているのが一般的です。
そのため、各段落を読んでその段落で筆者が何を主張したいのかを書き出してみてください。ひとつの段落で複数の理由やエピソードに言及しているときは、箇条書きでまとめておくとわかりやすいでしょう。
テストでは特定の段落や文章を要約する問題が出されることも多いため、普段の勉強でキーワードや概要を書き出して理解するようにすると効果的です。
4.よくある設問のパターンを学ぶ
文章問題では出題されがちな設問のパターンがいくつかあります。問われていることに対応した解答を求められることを考えると、パターンごとの解法をマスターすることが大切です。よくある設問の例には以下のようなものがあります。
- 下線部で筆者が主張していることを答えよ
- 下線部の「それ」は何を示しているか答えよ
- 本文の内容を要約したものとしてもっとも適切なものを以下から選べ
設問を読んだ段階で、「筆者の主張」「要約」などの答えるべき内容にチェックをつけておくことが誤答を防ぐためのコツのひとつです。
5.解答の根拠を文章中から示す
国語の文章問題では、解答の根拠が本文中にあるのが基本です。そのため、なんらかの解答を導き出したら、その解答に至った根拠が文章中にどのように表れているかに注目してください。
根拠を見つけたら、自分が書いた解答と根拠の間を論理的につなげられるかを考えます。もし、この段階で論理的に説明できないのであれば誤答の可能性が考えられるため、もう一度考えてみましょう。
解答の根拠を探すように意識することで間違いに気づきやすくなるだけでなく、問われていないのにもかかわらず自分の意見を盛り込むミスも防げます。
なかなか成績がアップしないなら塾に通うのもひとつの手
国語の文章問題が苦手な場合や、高校・大学受験に備えて効率的に学習したいと考えているなら、塾に通うのも効果的です。塾に通うメリットには、以下のようなものがあります。
塾独自の教材でより実践的な読解力をつけられる
塾によっては、定期テストや受験で頻出する問題を研究して作成した独自教材を使用しているところがあります。よく考えられた教材を使用することで、学校の教科書や参考書のみを使った学習より読解力を効率的に鍛えられるでしょう。
より効率的に学べる文章を選定していたり、学習の助けになる解説が豊富に掲載されていたりするものもあります。より実践的な読解力を養い、成績アップを目指したいのであれば塾を積極的に活用しましょう。
一例として、スプリックスでは、お子様がお通いの学校の教科書に完全準拠したオリジナル教材を使用しています。
プロの講師から出題傾向にあわせた読解のコツを学べる
塾に通えばプロの講師から読解のコツを詳しく教えてもらえます。読解が苦手な場合、家庭学習だけでは読解のコツや注目しなければならないポイントが見えてこないため、勉強につまずくことがあるでしょう。
ひとりで勉強していても思ったように成績が上がらない場合は、講師の質に定評がある塾に通うことをオススメします。
塾で効果的な勉強法や問題の解き方を教えてもらえればコツがわかるため、家庭学習にも活かせます。
まとめ:国語の文章問題が苦手なら解き方のコツを押さえることが大切
文章問題が苦手で国語の成績が上がらず困っているなら、基本的な解き方を押さえることが欠かせません。読解力を高めるには、以下の勉強が効果的です。
- 語彙力を強化する
- 全体のテーマを理解する
- 段落ごとに要点を書き出す
- 設問のパターンと解答法を学ぶ
- 解答を書いたら見直すときに本文から根拠を探す
もし、ひとりで勉強するのが難しいと感じているなら、塾に通うことを検討しましょう。スプリックスでは以下の塾を運営しています。
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