中学理科の勉強法!定期テストや受験で高得点を獲得するコツを紹介

中学生の理科では小学生より高度な内容を学ぶため、学習についていけず苦手になってしまう人もいます。定期テストを間近に控え、理科の苦手を解消して、学習の後れを取り戻したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、中学生の理科で学習する範囲と、それぞれの分野で効果的な勉強方法を詳しく紹介します。効率的に学力アップしたい人や、テスト対策に注力したい人は要チェックです。
正しい勉強法を理解した上で学習に取り組めば、理科の苦手を克服して、楽しく勉強しつつ知識を深められるでしょう。
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- 中学理科は1分野(物理学・化学)と2分野(生物学・地球物理学)に分けられ、それぞれに勉強のコツがある
- 理科の勉強は授業の予習・復習をメインにしつつ、演習問題に取り組もう
- より効率的に学びたいと考えているなら塾を活用するのもおすすめ!
中学生の理科の学習範囲と勉強法
中学生の理科では、さまざまな範囲を学びます。具体的な学習範囲は以下の通りです。
- 物理学
- 化学
- 生物学
- 地学
中学生の理科は1分野と2分野に分けられていて、1分野では物理学と化学を、2分野では生物学と地学を学びます。分野ごとに適切な勉強法が異なるため、具体的な学習内容とあわせてチェックしていきましょう。
物理学
中学生の理科では、物理学の範囲として基本的な電磁気学や力学、熱力学などを学習します。具体的な学習内容の一例は以下の通りです。
- 光の性質
- 力と圧力
- 電流と磁界
- 運動とエネルギー
いずれの分野でも、定義・定理をはじめとした基礎的なポイントをマスターすることが欠かせません。上記に加えて、公式を活用した計算が頻出するのも物理学の特徴です。
中学物理では、圧力の計算やオームの法則を利用した計算、位置エネルギーや運動エネルギーの計算を学びます。
計算が複雑化すると苦手だと感じやすいため、初期の段階で必要な物理法則や公式を正しく理解することが大切です。基本知識を振り返りつつ、演習問題に取り組むとよいでしょう。
化学
物質の成り立ちや構造、性質、変化などを総合的に取り扱う学問が「化学」です。中学化学では、主に以下の内容を学習します。
- 物質の性質
- 化学変化
- 原子と分子構造
- イオン
- 発熱・吸熱
- 酸・アルカリ
化学はその他の分野と比べて、積み上げ式の教科に共通する傾向が見られる学問です。たとえば、化学反応式やイオン式を理解するためには、土台になる化学式や分子構造を理解していなければなりません。場合によっては、電荷をはじめとした物理学の知識も求められます。
化学の学習につまずいたときは、基本的な知識から振り返って学習することが大切です。
「化学変化とイオン」や「原子と分子」のように、相互に関連する内容も多いため、どこからわからなくなったのかを明らかにすることが大切です。
生物学
生物学は自然界をテーマにし、動物・植物をはじめとした生命体全般を取り扱います。広範な内容を取り扱う分野で、中学生物では学習する内容の一例は以下の通りです。
- 植物の構造
- 動物の構造
- 光合成の仕組み
- 細胞の構造
- 生殖の仕組み
物理学や科学とは異なり、計算をはじめとした応用的な内容は少なく、暗記を中心とする分野です。各分野で登場する専門的な用語や生物の仕組み、名称などのさまざまな要素を暗記しなければなりません。
学習中の内容と関連していることをまとめて覚えるといった、効率的に暗記することが求められます。
地学
地学は、地球上で発生するさまざまな現象を取り扱うだけではなく、天文学の領域も含めて学習する分野です。中学地学で学習する内容の一例には、以下のようなものがあります。
- 火山活動
- 地震活動
- プレートテクトニクス
- 気象学
- 惑星運動
地球や宇宙といったスケールが大きい内容を取り扱うため、学習中に内容をイメージしにくい分野です。「地球は太陽の周りを約365.24日で公転する」と聞いても、実際にどのくらいの距離をどのような軌道で公転するのかイメージしにくいと感じるのではないでしょうか?
気象学で出てくる雨温図や天文学の天体図など、資料問題があるのも苦手に感じやすいポイントです。地学を学習するときは、基本的な内容を暗記したら、資料問題をはじめとする応用問題に取り組むようにしましょう。
【定期テスト対策】理科のオススメ勉強法
定期テストの成績を上げるには、普段から正しい勉強法で継続的に学習することが大切です。ここでは、成績アップにつながる勉強法として、以下の4つを紹介します。
理科の勉強がはかどらず困っている人は、この機会に一通りチェックして勉強方法を見直してみましょう。

1.ノートのとり方を工夫する
学校の定期テストは授業の内容から出題されるため、ノートを中心に復習する勉強法が有効です。そのため、授業でノートをとるときは、復習に役立つかを常に意識することが大切です。
「重要事項が一目でわかるノート」を目指し、重要ポイントをまとめたり図解を含めたりするとよいでしょう。授業中に上記の方法でノートを作成するのが難しいと感じるのであれば、復習するときに別のノートにまとめるのもひとつの方法です。
学習したことを振り返って自分の言葉でまとめることは、記憶を定着させる上でも大きな助けになります。
2.教科書に準拠した参考書を使用する
参考書を活用して勉強しようと考えているなら、教科書準拠型のものを選ぶのがオススメです。教科書の内容をより詳しく解説するタイプの参考書が出版されているため、学校で使用している教科書の種類を調べて、該当するものを購入しましょう。
参考書の内容を深く学ぶことで、教科書で十分に解説されていないポイントや付加的な知識を習得できるのがメリットです。
定期テストで出題される内容は、基本的に教科書の復習であることを考えると、教科書に書かれている内容をより深く学ぶのは効果的といえるでしょう。
3.実験レポートを復習する
授業中に実施した実験の内容も、定期テストにおける出題範囲のひとつです。実験の内容を理解するには、実験分野における基本的な知識が求められるため、教科書や参考書で基本となるポイントを復習した後に振り返りましょう。
実験レポートを復習するときに意識したいポイントは以下のとおりです。
- 目的
- 手順
- 使用した器具
- 実験中の経過
- 確認できた現象
- 実験結果
- 結果からわかること
実験レポートには上記の要素が記載されているため、実験の経過や結果が学んだ科学的な法則にもとづくものになっているかを考えます。実験に失敗した場合は、失敗した原因を考えて、どのような法則が影響したかを考えることが大切です。
4.演習問題に取り組む
基礎知識や応用知識を復習し、実験レポートを見直したら、演習問題で解く力を強化しましょう。学習しただけで満足していると、内容を忘れてしまうリスクがあります。そのため、アウトプットの機会を設けて、定着させることが欠かせません。
市販されている問題集を購入すれば、演習問題の経験を積めるでしょう。問題集には定期テスト対策用のものや受験対策用のものなどがあるため、目的や自分の学習レベルに応じて選ぶことが大切です。
定期テスト対策は以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせて確認してみてください。


基本的に、定期テスト対策には普段から勉強することが欠かせません。理科が難しいと思って苦手になる前に、勉強の習慣をつけることが大切です。家庭学習だけでは難しいと感じるなら、塾に通うことを検討してもよいでしょう。
森塾では、定期テスト前に無料で「テスト前補講」を実施しています。定期テストのデータを分析し、一人ひとりの理解度にあわせて補習を実施します。
限られた時間で効率的にテスト対策できるため、ぜひこの機会に森塾をご検討ください。
【高校受験対策】理科のオススメ勉強法
普段から継続的な学習に取り組み、定期テスト対策を強化することは高校受験の対策としても有用です。しかし、受験が近づいてきたら、より効果的に対策する必要が出てくるでしょう。そこで、ここでは高校受験対策としてオススメの理科勉強法を紹介します。
早めに対策しはじめることで、受験が近づいてから慌てずに済むでしょう。普段の成績をアップさせる効果にも期待できます。
1.【中2まで】苦手な単元を可視化して学習する
受験対策が本格化する前に自分の苦手分野を可視化し、補強することが大切です。おおむね中2までに、苦手分野の補強に取り組むとよいでしょう。
理科は化学をはじめとした一部の分野を除いて、積み上げ型の教科ではないため、苦手な単元を集中的に補強することで学習の後れを取り戻せます。
一例として、圧力の計算が苦手だと感じている人は、中1で学習した力や圧力の基本を復習するとよいでしょう。中2までに苦手なポイントを集中的に学んでクリアしておくことで、今後学習する内容を習得したり応用問題に取り組んだりする時間を確保できます。
2.【中3前期まで】過去に学んだ内容を一通り復習する
高校受験は中学生で学んだすべての範囲から出題されるため、一通り復習して内容をマスターすることが欠かせません。余裕を持って対策するためにも、中3前期までに復習を完了させておくとよいでしょう。
ただし、この段階では新しいことも学習するため、そちらの学習がおろそかにならないように注意してください。中3では前期の期末テストが重要と考えられています。中3で新たに学んだ内容を定着させるためにも、前期期末テストの対策時間を確保しましょう。
後期になると受験が迫って基礎固めの時間が確保しにくくなるため、早めに復習してリソースを確保しておくことが求められます。
3.【中3後期】応用問題を解く力をつける
中3後期になったら、受験対策を本格化します。ここまでに基礎固めが完了していれば、応用問題に挑戦して解く力を強化しましょう。
この段階では、応用問題がメインの問題集や受験対策に特化した問題集を活用するのがオススメです。今までに学んだ知識をフル活用しつつ、アウトプットの機会を増やすことで思考力を強化できるでしょう。
基礎をきちんと理解していても、応用問題が解けずに悩むケースもあります。受験で応用問題が出題されることを考えると、応用問題を解くために必要な思考パターンや具体的な解き方、知識を活用する方法をトレーニングすることが欠かせません。

理科の学習で求められる2つのスキル
中学理科の学習では、以下で紹介する2つのスキルが求められます。どちらも重要なスキルであるため、繰り返し学習することで、基本的な解き方をマスターしましょう。
基礎を学習してから応用を学ぶ方法は、理科に限らずほかの教科にも応用できます。さまざまな学習で役立つため、今のうちにこの学習方法に慣れることをオススメします。
基本的な用語や法則を覚える
理科の学習に取り組むときは、学んでいる分野における基本的な知識を最初に習得しましょう。用語の意味や現象のメカニズム、法則などを重点的に学習し、基礎を固めます。
たとえば、熱量と熱の出入りを学習しているなら、以下の要素を暗記する必要があるでしょう。
- 熱量の単位はJである
- 1Wの電力を1秒間加えると得られる熱量は1Jである
- 1gの水の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量は4.2Jである
これらの基礎的な内容を覚えていなければ、応用的な問題は解けません。まずは基本を覚えているか確認し、不足している部分を補強することが大切です。

仕組みを理解して応用する
基礎的なポイントをマスターしたら、応用問題に挑戦して応用力を高めます。具体的な問題を挙げて、考えてみましょう。
1kgの水に100V電源から10Aの電流を3分間流すと温度は何℃上昇するか求めよ
1. 電力を求める
100V電源から10Aの電流を流したときの電力は1,000Wで、求める式は以下の通り
100V × 10A = 1,000W
2. 熱量を求める
1kWの電力を3分間流して発生する熱量は180,000Jで、求める式は以下の通り
1,000W × 180秒 = 180,000J
3. 上昇する温度を求める
180,000Jの熱量を1kg(1,000g)の水に加えると約43℃上昇し、求める式は以下の通り
180,000J ÷ 4.2 ≒ 42.86℃
約43℃上昇する
これまでに学習した内容を組み合わせて考えることによって、上記のように解答を導き出せます。理科の試験では応用問題が出題されることも多く、基礎をマスターしただけで満足せず、応用問題に挑戦することが欠かせません。
理科の勉強法で注意しておきたいこと
理科の勉強法で注意しておきたいこととして、以下の3つを紹介します。
- 暗記だけに頼らない
- ノート作りに時間をかけすぎない
- わかったつもりにならない
間違ったやり方で勉強すると成績が伸びづらくなってしまうため、注意点を把握して学習を進めましょう。
暗記だけに頼らない
理科は用語が多く、暗記することも大切ですが、覚えるだけでは不十分です。理科は理解力が問われる問題が多く出題されるため、ただの暗記科目ではないためです。
たとえば、物理学の問題は法則の言葉だけではなく、法則によってどのような結果になるか答える問題も出題されます。定期テストや入試では、基礎知識を応用した問題が頻出するため、問題演習にも時間を割きましょう。
ノート作りに時間をかけすぎない
まとめノートを作り込み過ぎないよう、時間配分を意識して勉強を進めましょう。ノートに学習したことをまとめることで、頭のなかを整理でき、理解度を高められます。
しかし、きれいに作ろうとしてしまうと、時間がかかってしまい、暗記や演習問題の時間が短くなってしまいます。
まとめノートを作る目的はあくまでも復習のため、重要なポイントを短時間で作成することを心掛けましょう。
わかったつもりにならない
理科はわかっているつもりになっているだけで、問題演習となると解けない場合があります。
原因は演習不足で、用語や演習問題の解法を知っただけで満足してしまっているためです。
中学の理科で成績を上げるには、知識が身についているか確認するために、演習することが大切です。
演習問題を繰り返し解き続け、わかったつもりになっていたところを解消することで、定期テストや入試で問題を解けるようになるでしょう。
より効率的に理科を勉強するには塾に通うのもオススメ
学んだことを定着させるには家庭学習が重要です。しかし、勉強法がわからずうまく勉強できないと感じている人もいるのではないでしょうか?
もし、そのように悩んでいるのであれば、塾に通って学習を強化するのがオススメです。塾に通うことには、以下のようなメリットがあります。
効率のいい勉強法を探しているなら、塾に通うことも積極的に検討してみてください。もちろん、理科以外の教科もセットで学べます。
プロの講師から効果的な指導を受けられる
塾には指導経験が豊富なプロの講師が在籍しています。教え方に習熟した講師から体系的に教えてもらうことで、家庭学習より効率的に学べるのは大きなメリットといえるでしょう。
どのような環境でも学習時間は限られているため、その時間を効率的に使うことが欠かせません。
さらに、塾ではわからないことがあったときに講師へ質問し、その場でクリアできるのもうれしいポイントです。わからないポイントをそのままにするとつまずきの原因になるため、すぐに質問して理解することが大切です。
定期テスト対策としても効果的
学校の定期テスト対策を効果的に行う目的で塾に通うのも効果的です。学習塾はいくつかのタイプに分けられます。その中のひとつが「補習塾」で、学校の予習・復習に注力することで成績アップを目指すタイプの塾です。
普段から補習塾に通うことで、授業の予習・復習に欠かさず取り組めるようになり、学んだことを定着させられるでしょう。苦手分野がある場合も、塾で体系的に学べば克服しやすいのがメリットです。
普段の定期テスト対策で塾に通うことは、将来的な受験でも大きな力を発揮します。きちんと基礎を固められていれば、応用的な内容もスムーズに学習できるでしょう。

継続的に勉強できる
塾に通うことで、学校以外で定期的に学習する環境を用意できます。勉強は継続することで効果が出るため、継続的に学習できる塾に通うことで十分な学力をつけられるでしょう。
家庭学習のみでは、さまざまな事情で継続的に勉強するのが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか?塾に通えば勉強に注力する環境が用意されているため、家庭学習より高い効果に期待できます。勉強の習慣をつけるためにも有用です。

まとめ:理科の勉強法を把握して苦手克服や成績アップにつなげよう
中学理科は1分野(物理学・化学)と2分野(生物学・地学)にわけられ、それぞれの特徴に応じた勉強法が求められます。一部を除いて積み上げ型の教科ではないため、苦手分野を集中的に学ぶことで効率的に学習できるでしょう。
理科のオススメ学習法は以下のとおりです。
- ノートをとるときは復習に役立つようにする
- 教科書に準拠した参考書を活用する
- 実験レポートを復習する
- 演習問題に取り組んで問題を解く力を養う
ポイントを押さえて学習を進めることで、苦手を克服して定期テストの成績アップを狙えるでしょう。
もし、家庭学習だけで苦手を克服するのが難しいと感じているなら、塾に通うのがオススメです。
「森塾」は一般的な通学型の塾で、授業の予習・復習に注力することで成績アップを目指します。中学生/高校生を対象に、学校のテストで1科目+20点の成績保証制度を掲げているため、定期テストの得点を上げたい人にもオススメです。
講師とAIタブレットを併用する指導スタイルで授業を提供しているのが、「自立学習RED」です。
個別にカリキュラムを組みつつ、演習力を高めることに注力しています。基礎をマスターしているものの応用問題が解けずに困っている人は、ぜひ検討してみてください。
予習に注力していて、REDで学んだことを学校の授業で復習して定着させる指導スタイルも特徴です。
通塾が難しく、オンラインで指導を受けられる塾を探しているなら「そら塾」をご検討ください。そら塾でも学校のテストで1科目+20点の実現を目指しており、テスト対策として有用です。
森塾、自立学習RED、そら塾では、お子さんが通う学校の教科書に完全準拠したオリジナルテキストも用意していますので、ぜひご検討ください。
自分に合った塾を選ぶことで、理科の苦手を克服して成績アップを目指しましょう。

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