高校受験の勉強しない子どもに親ができることは?理由やNG行動を解説!

中3になり、高校受験を控えているのにもかかわらず、子どもが勉強しないために困っている人もいるのではないでしょうか?まったく勉強しないと「どうにかして勉強させたい」と思うこともあります。
そこでこの記事では、勉強しない子どもに対して親ができることや、自主的に勉強を促す方法を解説します。子どもが勉強するようになり、志望校に合格するためにも早めに対策するとよいでしょう。
勉強しない子どもに対してとりがちなNG行動も解説するため、あわせてチェックしておくことをおすすめします。適切な対処法とNG行動を学ぶことで、より効果的な対策を施せるでしょう。
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- 子どもが高校受験の勉強をしない理由は勉強が好きではないだけではなく、やり方がわからない場合もある
- 子どものために親がサポートできることは、良い関係を保ち、勉強に集中できる環境を整えること
- 勉強しない子どもに対して、口出ししすぎてはいけない
子どもが高校受験の勉強をしない理由は?
子どもが勉強しなくなる理由はさまざまです。ここでは、主な理由として以下の6つを紹介します。
- 勉強が好きではない
- 勉強のやり方がわからない
- 勉強する環境が悪い
- 受験を真剣に捉えていない
- プレッシャーに負けている
- 日常生活でトラブルを抱えている
原因に応じて適切に対処すれば、自主的に高校受験の勉強に取り組むようになるでしょう。まずは、自分の子どもがどの状況に当てはまるか確認することをおすすめします。
1.勉強が好きではない
よくある理由のひとつが、「そもそも勉強が好きではない」というものです。勉強嫌いを放置していたため、勉強内容が理解できなくなる場合もあります。
勉強が好きではない、または苦手と感じているのであれば、学習を継続するのは苦痛でしょう。そのような状況では勉強そのものにマイナスイメージを持ってしまうため、勉強を好きになってもらう取り組みが必要です。
子どもがなぜ勉強を好きではないと感じているのかを確認し、原因にあわせて適切な対策を施しましょう。
スプリックスが運営する森塾(森塾の詳細はこちら)では予習を中心に行うので、授業についていけなくて勉強が嫌いになるといった事態を避けやすいです。また、学校の通常授業が復習代わりになるので逆に学校の授業が楽しくなることも。
2.勉強のやり方がわからない
当初は勉強する気があったものの、どのように勉強すればよいのかわからないまま、やる気を失うケースがあります。この場合、勉強の大切さを理解していますが、具体的にどのような勉強をすればよいのかを理解できていない状況です。
「勉強したくても思ったように進まない」状態に陥りやすく、その状態が継続することで学習意欲を失って勉強しなくなります。
高校受験で志望校に合格するには、計画的に勉強することが大切です。勉強のやり方がわからない子どもに対しては、塾に通うことで正しい勉強方法を教えるのが効果的といえるでしょう。
スプリックスが運営する自立学習RED(自立学習REDの詳細はこちら)ではお子様専用の学習プランを作成したり、勉強の仕方も指導するので勉強の仕方がわからずにやる気がなくなるといったケースを避けやすいです。勉強のやり方がわからない子は自立学習REDがおすすめです。
3.勉強する環境が悪い
勉強スペースの近くで兄弟が騒いでいたり、テレビの音が聞こえたりするなど、勉強する環境が悪いときも学習意欲が削がれます。近くに本やゲームがあるといった、勉強に対する集中力を維持しにくい環境もこれに該当するでしょう。
勉強する環境が劣悪なときは、きちんと環境整備することが大切です。専用の勉強部屋を用意し、兄弟やペットが立ち入らないようにするとよいでしょう。テレビやゲームをはじめとして、集中力を奪うものを近くに置かないことも大切です。
4.受験を真剣に捉えていない
そもそも、子どもが高校受験を真剣に捉えていなければ、意欲的に勉強することは難しいでしょう。特段勉強が苦手でないとしても、受験を真剣に捉えていないと勉強をおろそかにしがちです。
模擬試験を受けた結果、余裕をもって合格圏内に入っている場合も該当します。志望校に合格するのに十分な学力を備えている場合は問題ありませんが、そうでないのであれば受験に対する意識を変革する必要があるでしょう。
スプリックスが運営しているそら塾(そら塾の詳細はこちら)では都道府県毎に専門の入試担当者を設置し、お子さまひとりひとりに合わせた受験指導が受けられます。そのため、受講していく中で受験に対しての意識も変わっていくことも期待できます。
5.プレッシャーに負けている
合格難易度が高い高校を目指しているといった場合、強いプレッシャーがかかっているために勉強しなくなるケースもあります。一般的には、合格難易度が高い高校を目指しているのであれば、主体的に勉強する方が多いです。
しかし中には、不合格への不安から現実逃避し、勉強をしなくなるケースがあります。思ったように勉強が進まなかったり、学力が上がらなかったりする場合に不安を抱えやすいです。このような場合は、効果的な教材を使ったり塾に通わせたりして、不合格への不安を低減するとよいでしょう。
6.日常生活でトラブルを抱えている
高校受験そのものに不安を感じているわけではないものの、日常生活の別分野でトラブルを抱えていて、大きなストレスになっているケースがあります。具体的なトラブルの例は以下のとおりです。
- 友達と喧嘩した
- 学校でいじめを受けた
- 失恋した
- 家族関係が悪くなった
ほかにも、勉強しなくなる引き金になり得るトラブルはさまざまです。子どもがどのような悩みを抱えているのかによって、適切に対処する必要があるでしょう。
精神面で大きな問題を抱えている場合は、とくに対処が複雑になりがちです。思春期ならではの問題もあり、子どもが親に話してくれないこともあります。親が子どもをきちんと観察することも大切です。
子どものために親がサポートできること
子どもが高校受験の勉強をするようになるには、親が適切にサポートすることも欠かせません。そこで、ここからは親ができるサポートとして以下の3つを紹介します。
- 良好な親子関係を保つ
- 志望校を一緒に決める
- 勉強しやすい環境を整える
高校受験は子どもが主体になって考えるものですが、保護者も無関係ではありません。必要なサポートを適切に与えることで、子どもの学習意欲はより高まるでしょう。
1.良好な親子関係を保つ
子どもが意欲的に勉強する環境を構築するには、良好な親子関係をはじめとした、よい家庭環境が欠かせません。
親は子どもにとってもっとも身近な大人なので、何でも相談できる環境を用意しましょう。そのためには、普段から以下のような姿勢を見せることが大切です。
- 子どもの話を聞く時間を取る
- 悩みを抱えているなら適切なサポートを行う
- 子どもが何らかの結果を出したらきちんと褒める
- 改善すべき問題があるならきちんと注意する
- 何かを決定するときに子どもの意見を取り入れる
親子関係を良好にするには、強い信頼関係の維持が欠かせません。一朝一夕で構築できないため、普段から意識しましょう。
2.志望校を一緒に決める
子どもと親が一緒になって志望校を決めることも大切です。世の中には膨大な数の高校があるため、子どもが自分だけで行きたい学校を見つけるのは難しい場合もあるでしょう。
そのため、親は子どもときちんと話し合い、一緒になって志望校を決めることが大切です。子どもが興味を持っている高校の情報を集めたり、高校が開催している見学会・説明会に連れて行ったりするとよいでしょう。
子どもは行きたい高校に対する理解を深めることで、目標に向かって勉強しようという意欲をもつようになります。
志望校を決めるときには、子どもの主体性を尊重するように意識しましょう。親の意見を押し付けるのは、子どものやる気を削ぐためNGです。必要に応じて適切なアドバイスを与える程度にしましょう。
3.勉強しやすい環境を整える
自宅に勉強しやすい環境を整えるのも親の責任です。勉強する環境が劣悪だと、子どもの学習意欲を削いでしまいます。学習環境を用意するときは以下のポイントを意識しましょう。
- 必要な学習教材をそろえる
- 家族が必要以上に立ち入らない部屋を用意する
- テレビやゲームなどの音が聞こえないようにする
- 適切な勉強内容や効果的な進め方を教える
- わからない点を教える
静かに勉強できる環境を用意するだけではなく、わからない点を積極的に教えるといった、学習面をサポートすることも重要です。親がきちんと環境を整えれば、子どもの学習習慣を維持しやすいでしょう。
勉強しない子どもに対するNG行動
子どもが自主的に勉強しないために、無理やり勉強させようとしてNGな行動を取ってしまうケースがあります。そこで、ここからは親が取ってしまいがちなNG行動を4つ紹介します。
- 勉強しないことを責める
- 他の子と比較する
- ご褒美をあげる・ペナルティを与える
- 勉強方法に口出ししすぎる
上記の行動はいずれも、子どもが意欲的に勉強するようになるために効果的ではありません。なぜNGなのかを解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
1.勉強しないことを責める
子どもが勉強しないからといって、頭ごなしに叱るのは逆効果です。子どもは反発するようになり、より勉強しなくなるでしょう。自主的な勉強を促すには、子どもの主体性を意識することが大切です。
今日の学習内容や、いつから勉強するのかを尋ねてみるとよいでしょう。そのように質問することで、子どもが自主的にスケジュールを考えて勉強するようになる可能性が高まります。
勉強しないことを叱ると、子どもは自分のことを否定されているように感じます。
しかし、自分でスケジュールを決めることで、自分のやり方を認めてもらえていると実感し、学習意欲が高まるでしょう。
2.他の子と比較する
他の子と比較するのも、自主的な学習を促すためには逆効果です。受験が競争であるとはいえ、普段から他の子と比較すると、子どもはやる気を失う可能性があります。
とくに、子どもができていないところを強調するような比較をすると、劣等感を抱かせるでしょう。勉強するように促したいのであれば、他の子と比較するのではなく、子どもができている点に言及して褒めるほうが効果的です。
3.ご褒美をあげる・ペナルティを与える
- 「子どもが勉強したときや、テストでよい結果が出たときにご褒美をあげる」
- 「勉強しなかったり、成績が悪かったりしたときにペナルティを与える」
というのも逆効果です。ご褒美やペナルティは、短期的に勉強するようになる可能性があるものの、長期的に学習を促すための手法としては効果に期待できないでしょう。
ご褒美やペナルティを用いると、勉強する目的がご褒美をもらうことやペナルティを避けることになりがちです。「志望校に合格すること」という目的を忘れることにもつながるため、十分に注意してください。
4.勉強方法に口出ししすぎる
必要以上に勉強方法に口出しするのも、子どもの学習意欲を削ぐNG行動です。子どものことを真剣に考えると口出ししたくなることもあるでしょう。勉強時間を確保するためには効果的なものの、子どもが勉強に対する自主性を失うという致命的なデメリットがあります。
そのため、親が口出しするのは最低限の内容にとどめ、子どもが自主的に学習するような環境を構築しましょう。
高校受験の勉強は長期的に取り組むものです。自主的に勉強する環境を構築しないと、途中で諦めたり再び勉強しなくなったりするでしょう。勉強時間を確保したい場合は、子どもに学習予定を尋ねて自分で決めてもらいつつ、必要に応じて適切なアドバイスを与えるのが効果的です。
勉強しない子どもにイライラしてしまう場合の対処法
勉強してほしいのに子どもが勉強しないケースは多いです。そのようなときに子どもを叱ると、逆効果になるため注意しましょう。
もし、勉強しない子どもを叱りたくなったときは、一度そこから離れて落ち着くことが大切です。気持ちを落ち着けてから子どもと話し合い、勉強しない理由を聞いたり必要なアドバイスを与えたりするとよいでしょう。
自分にとって最適な気分転換の方法を見つけ、定期的にリフレッシュするようにしましょう。
子どもが勉強しないときのよくある質問
子どもが勉強しないと、さまざまな対策を取ろうとするものです。しかし、「本当にこの対策が効果的なのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。そこで、ここからは子どもが勉強しないときに思い浮かぶ3つの疑問を紹介します。
- スマホやゲームを取り上げるべき?
- どうしても勉強してくれない時は?
- 勉強しないまま高校受験に失敗したらどうなる?
これらの対処法を検討している人は、本当に効果的なのか知るためにも一通りチェックしておくことをおすすめします。
1.スマホやゲームを取り上げるべき?
文部科学省が実施している全国学力・学習状況調査によると、スマホやゲームに充てる時間が長い人ほど、学力テストの平均正答率が低いという結果が出ています。しかし、これを根拠にスマホやゲームを取り上げるのはおすすめできません。
その理由は、スマホやゲームを取り上げることによって子どもの反発心を招き、余計に勉強しなくなるためです。完全に取り上げるのではなく、子どもと話し合ったうえで時間制限を設けるなどして、使用に何らかの制限を課すほうがよいでしょう。
参考: 文部科学省 令和4年度 全国学力・学習状況調査の結果
2.どうしても勉強してくれない時は?
親ができる対策を施しても、子どもが勉強してくれないケースもあります。親がきちんとサポートしたのにもかかわらず子どもが勉強しない場合、親ができるのは見守ることのみです。
高校受験の勉強は自発的にしなければ意味がないため、親が強制的に勉強させても効果はありません。そのため、なぜ勉強するのかを辛抱強く伝え、子どものやる気を引き起こすことが大切です。
子どもに勉強の楽しさを教えたり、わからないところを一緒に考えたりするなど、学習をサポートしましょう。
3.勉強しないまま高校受験に失敗したらどうなる?
子どもが勉強せずに受験し、志望校に合格できないケースも考えられます。志望校に合格できなかった場合、考えられる選択肢は以下の2つです。
- 浪人して翌年再び挑戦する
- 滑り止めで受けて合格した高校に入学する
高校受験の場合、浪人ではなく滑り止めで受けた学校に入学するのが一般的といえるでしょう。志望校に入れなかったときは悔しく感じるかもしれませんが、子どもにとってはその経験を今後の人生に活かせます。
大学受験や就職など、人生にはさまざまなイベントがあるため、今後訪れるチャンスを活かせるように、サポートに注力するとよいでしょう。
やる気を引き出してくれる学習塾を選ぶのが重要
親のサポートだけでは、子どもが勉強する気にならないことも多々あります。そのようなときには、学習塾の力を借りるのがおすすめです。世の中には受験対策に力を入れている学習塾が多数存在するため、子どもに合ったところを選ぶとよいでしょう。
指導経験が豊富な学習塾は受験対策のノウハウが蓄積されているため、通う価値は十分です。家庭学習だけで高校受験に対応するのが難しいと感じているのであれば、ぜひ学習塾を検討してみてください。
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子どもに合った学習塾を選ぶことで、より効果的に学べるでしょう。勉強がわかるようになれば勉強に対する苦手意識もなくなるため、自主的な学習を促すうえでも効果的です。
高校受験は親子で一緒に乗り越える!
高校受験は子どもが自主的に学習し、志望校の合格を勝ち取るものです。しかし、合格するためには親が適切なサポートを与えることも欠かせません。場合によっては、学習塾に通わせる必要もあるでしょう。
そのため、高校受験を成功させたいのであれば、子どもが自主的に勉強する環境を用意して適切にサポートするように意識することが大切です。子どもがなぜ勉強しないのかを考え、原因に応じて適切な対策を施しましょう。
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