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通信教育が続かない理由3選!小学生の子どもが楽しく勉強し続けられる方法も紹介

 更新日:2025/01/23
通信教育が続かない理由は3つ!子どもにあった学習法の見極め方

「子どもの通信教育が続かない

実はその理由…お子さんが教材に興味を持っていないことが原因なんです。

子どもの通信教育を続けさせるには、子どもが楽しめる「環境づくり」が必要です。

ここでの環境とは【教材選び・子どもへの接し方・自宅での楽しみ方】が含まれるのですが、子どもの通信教育が続かない理由は、子どもが今の状態を「楽しくないな」と感じているからです。

確かに、子どもが興味を持って食いついてくれる「楽しい教材」で無ければ、続けさせようと思ってもなかなか難しいですよね。

特に集中力が短い小学校低学年の子どもには、教材を楽しめる環境が必要なのです。

大手通信教育の教材を見ると、子どもが集中して取り組めるような「体験型学習」を取り入れています。

例えば、インパクトのある音楽や映像、AIと対話をしながら学べる連動したユニークな教材、進捗によってご褒美がもらえる特典など、子どもが楽しめる教材がたくさんあるのです。

この記事では、「子どもの通信教育が続かない…」とお困りの親御さんやお子さんに向けて、通信教育を楽しく実践するコツや、親子で楽しく通信教材を続けるコツを分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、子供がいきいきと通信教育教材に向かって勉強をしてくれるようになりますよ。

お子さんの通信教育を続けさせたいという方は、ぜひこの記事で「子どもが楽しめる環境作りの方法」をマスターしてくださいね。

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この記事のポイント
  • 楽しく通信教育を続けるコツ
  • 通信教材を楽しむため親ができること
  • 楽しく実践している子供の特徴や導き方

通信教育が続かない小学生の割合は多い

通信教育が続かない子どもの割合は非常に多く、特に小学生の多くが「通信教育に苦手意識」を持っています。

その理由は後で詳しく解説しますが、「一人で勉強をするのが不安」「自宅で集中できない」「教材が面白くない」といったことが原因です。

通信教材のコマーシャルでは、子どもが楽しそうに取り組んでいる様子が映りますし、「子どもはみんな通信教育で頑張っている」というイメージを持っている方は多いのですが、実際の子どもは通信教育に苦手意識を持っているのです。

ベネッセの調査によると通信教育を受けた小学生のうち32.6%、小学校高学年の25.4%、中学生の25.8%、高校生の16.3%が「通信教育は集中力が続かない」と答えています。

通信教育は「集中力が続かない」と感じている子どもの割合参考:休校中のデジタル学習3割超、集中力や理解力不安(ベネッセ調査)

これほど多くの子どもが、通信教育に苦手意識を持っているとは、驚かれる方も多いでしょう。

このように、小学生が通信教育を続けられないのは珍しいことではなく、小学生だけを見ても全体の約4分の13分の1の子どもが、通信教育に苦手意識を持っているのです。

小学生の子どもが通信教育を続けられない3つの理由

子どもが通信教育を続けられない3つの理由

ここまで、子どもは「通信教育に苦手意識」を持っているため、通信教育が続かないことを紹介しました。本章ではさらに詳しく、子ども達がなぜ「通信教育に苦手意識」を持っているのか詳しく解説します。

子どもが通信教育を続けられない理由は、主に3つの原因があります。

  • 一人で勉強するのが不安
  • 自宅では集中できない
  • 教材が面白くない

1〜3の理由について、順に見てみましょう。

1. 一人で勉強するのが不安

子どもは一人で勉強をするのが苦手です。

なぜなら、多くの子どもは学校のようにリアルな授業体験を望んでおり、自分一人で勉強をすることに不安を感じているからです。

大人になると孤独を好む人もいますが、子どもは一人で取り残されることに不安を感じるのです。

通信教材フォーサイトの調査によると、通信教育について「一人で学習をするのは不安」と回答した子どもの割合は全体の83.4%を占めていました。

通信教育で一人で学習を進めることをどう思うか?参考:「通信教育の1人学習は不安」が8割以上(フォーサイト調査結果)

通信教育では、講師と対話するオンライン教材も増えていますが、文部科学省の調査ではオンライン教材に取り組んだ子どもの53.0%が「友人と授業を受けられず寂しかった」と回答しています。

また、全体の44.0%が非対面の授業に疲労やストレスを感じており、自宅での学習に対し不安を感じている子どもは全体の約50%にも上っています。

このように大多数の子どもは、一人で勉強することに孤独を感じており、通信教育のような勉強法が苦手なのです。

2. 自宅では集中できない

子どもの多くが「自宅での勉強は集中できない」と感じています。

なぜなら、自宅には「気が散るモノ」や遊ぶものなどの誘惑があり、集中できる環境にないからです。

やる気スイッチの調査によると、高校受験を経験したOBのうち約90%が自宅で集中できなかったと答えており、その理由の1位が「周りにものがあるから」と回答しています。

確かに自室に絵本やゲームなどのおもちゃがあると気が散りますし、自分でコントロールできないと、自由に遊んでしまう危険性がありますよね。

自宅学習について感じた悩みや不安は?参考:一斉休校中の過ごし方に関する保護者500名アンケート(やる気スイッチ

実際、近所の自習室や塾の自習室に通って「集中して勉強している」という子どもの数も増えています。これは図書館だと「勉強が捗る」という理由と同じく、自宅とは違って誘惑になるものが周りに無く、集中できる環境が確保されるからです。

こうした例からも分かるように、子どもの大半が「自宅では集中しにくい」と感じているのです。

3. 教材が面白くない

教材が面白くないと、子どもの学習意欲は長続きしません。

人は興味を持ったことにしか、探究心や好奇心を持たないからです。

通信教材は、発行する会社によって差が大きく、昔ながらのドリル形式でひたすら問題を解く教材もあれば、最新のAI技術を使い体験型で学習できるタブレット学習教材など、子どもが飽きずに楽しめるような、次世代型の教材もあります。

教材が面白くないのは、致命的なことです。ただ単にテキストを開いて問題を解くだけの教材では、子どもだけでなく大人でも飽きてしまいますよね。

例えば、同じ英語を学ぶのでも、テキストをただ解くのでは無く、アニメーションや動画など視覚と聴覚をフルに使いながら覚える方が楽しいですし「楽しい」という経験は、記憶の定着にも良い効果があります。

アメリカ国立訓練研究所の調査では、「テキストを読むよりも動画で学んだ方が記憶の定着率は2倍以上高い」との研究結果が出ています。

また、脳研究の第一人者、柿木隆介医学博士によると長期記憶されるコンテンツは、

  • 印象が強烈なもの
  • 動画重要だと認識したもの
  • 反復性のあるもの

が重要だと説いています。

実際に幼児教育〜大人向けの教材まで、ほぼすべての学習教材にこれら3つの要素が取り入れられています。

スマートフォンを開き、アプリストアの「教育ジャンル」を開いてみてください。大多数の教育アプリのコンテンツは上の3要素で構成されているのが分かります。

このように、子どもが興味を持って食いついてくれるという理由に加え、子どもの記憶の定着率を高めるためにも、教材の面白さは最優先されることであり、教材が面白くないと子どもの学習意欲は長続きしないのです。

小学生の子どもが楽しく通信教育を続けるためのポイント3つ

小学生が楽しく通信教育を続けるためのポイント3つ

子どもが通信教育を続けるには、親子で「楽しく学べる」ことが大前提になります。

前項でも説明した通り、子どもには「楽しめる教材」が必要ですし、孤独を感じないよう一人ではなく誰かと「楽しく学べる環境」が求められます。

これらの考えを元に、子どもが通信教育を続けるには、以下の3点を実践してください。

  • 続ければ続けるほど楽しめる教材を選ぶ
  • 親子で学習スケジュールを立てる
  • 親子で教材に取り組んでみる

それぞれの内容について、順に解説します。

1. 続ければ続けるほど楽しめる教材を選ぶ

子どもには、続ければ続けるほど楽しめる「継続性のある教材」を選びましょう。

継続性のある教材を選べば、子どもは飽きずに教材を続けられます。

継続性のある教材とは、子どもの「知りたい」「もっと知りたい」「分かると楽しい」というように学ぶことの楽しさを継続して引き出す工夫のある教材のことです。

ここまで「教材がつまらないと、通信教育は続かない」ことを説明しましたが、教材の楽しさというのは、ただ単に商品自体の楽しさを指しているのではありません。

本当に良い教材とは、

  • 知りたい
  • もっと知りたい
  • 分かると楽しい

という子どもの好奇心を引き出し、覚えることの楽しさや学ぶ喜びを教えてくれる、連続性のある教材のことを指しています。

幼児、小学生、中学生、高校生と学年や年齢が上がるにつれて、学ぶことや勉強の内容は難しくなりますが、成績の良い子どもほど「もっと知りたい」という好奇心を持って日々の勉強に励んでいるのは同じです。

子どもの興味を継続させるのに、最も重要なのが「分かると楽しい」という部分です。

子どもは「なぜ?」「どうして?」という言葉をよく投げかけてきますが、こうした疑問にすぐに答えてあげるのが、子どものもっと知りたいという気持ちを引き出し、理解できた時の「わかると楽しい」という喜びにつながります。

継続性のある教材を選ぶ

誰もが好きなことに取り組むと、時間を忘れて熱中してしまう、そんな経験ありますよね。学ぶことが楽しいと思えたら、子どもの学習に対する集中力は自然と増していきます。

教材にも様々な種類がありますが、続ければ続けるほど楽しめる「継続性のある教材」を選ぶと失敗しません。

2. 親子で学習スケジュールを立てる

通信教育を続けるには、親子でのスケジュール作りがおすすめです。

子どもは一人で勉強することに不安を感じていると説明しましたが、親子で取り組むことで子どもは孤独を感じることなく、安心して勉強に取り組めるからです。

また、子どもの集中力は【年齢+1分】と短いため、集中力が続くよう楽しくメリハリのあるスケジュールが必要になります。

子どもが集中できる時間は年齢+1分

前項で子どもの集中力を少しでも長くするには「楽しめる教材が必要」と説明しましたが、同じように取り組む時間自体が「楽しいもの」でなければ、子どもの集中は続きません。

スケジュールの中に「楽しむ時間」を取り入れ、メリハリのある学習スケジュールを組んでみましょう。

例えば、おやつの後に勉強、勉強が終わったら外で遊ぶなど、遊びと勉強をバランス良くスケジュールに組み込むと子どもは楽しく集中してくれます。

ここで小学1年生のスケジュール例を紹介します。

時間やること
7:00起床
7:15着替えと朝食
7:50投稿
8:30授業開始
中略授業中
14:30下校時間
15:00帰宅後、手洗い・着替え・うがい
15:15おやつと休憩
15:30学校の宿題
16:00学校の予習と復習(通信教材)
16:30ピアノを弾く、外で遊ぶ
17:00英語のレッスン(通信教材)
17:30明日の準備(洋服や持ち物の確認)
18:00夕飯
19:00テレビ
19:30お風呂
20:00読書(通信教材)
20:30〜21:00就寝

スケジュール内、表中太字で示したところで通信教材を使っています。
夏休みのラジオ体操のように、スタンプ制などでやる気を引き出すのも、子どものスケジュール管理には有効です。

通信教育には学習をする毎にスタンプがもらえ、スタンプを集めると時計やスポーツ用品、タブレットなど豪華な賞品と交換できるようなシステムもあり、子どものモチベーション向上にも活用できます。

子どもが勉強に集中できるような、メリハリのある学習スケジュールを親子で一緒に考えてみましょう。

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3. 親子で一緒に楽しく取り組んでみる

教材は子ども一人では無く、親子で一緒に取り組みましょう。

親が側にいて一緒に勉強してくれるという安心感は、子どもの学習意欲を育みます。

ここまでの章でも取り上げましたが、子どもはひとりで学ぶことに対し「大きな不安」を持っています。実際に通信教育を止め、塾で学びたいという子どもが多いのは「周りに人がいる」からです。

しかし、大人や周りの家族が一緒に勉強をしてくれば、子どもの不安は無くなります。

例えば、教育の世界には「リビング学習」という言葉があるのですが、これは東大生の多くが、リビングで勉強していたという話から生まれた言葉です。

東京大学の現役学生や卒業生、子どもの親たちに話を聞くと回答者の約83%が「リビングで勉強していた」答えており、子どもたちは親がいるという安心感のなかで学力を伸ばしていたことが分かりました。

特に学習習慣がつくまでの幼児、小学校低学年のうちは、親が安心感を与えながら子どもと一緒に勉強をすることが何より重要です。

通信教育など自宅で学ぶ場合は、親子で一緒に教材に取りかかるようにしましょう。

通信教育を続けるために、親が子どもにできる3つのこと

通信教育を続けるために、親が子どもにできる3つのこと

前章で親子で一緒にスケジュールを作ったり、一緒に教材に取り組むことの重要性をお話ししました。

さらに通信教育を続けるために、親から子どもにできることは3つあります。

  • 子どもの教材に目を通す(予習)
  • 生活のリズムを整える(早寝早起き)
  • 家族で勉強を楽しむ雰囲気づくり

それぞれ、どのようなことができるのか順に解説します。

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1. 子どもの教材に目を通す(予習)

通信教育を長く続けるには、子どもが取り組む教材に先に目を通し、予習を済ませておきましょう。

なぜなら子どもが教材で分からない箇所があった時、親がすぐに答えられるようにしておくと挫折する理由のひとつの「わからない」を放置せずに済むからです。

実際に、子どもの「分からない」をスムーズに解消することで、子どもの学習に対する意欲や理解度は高くなります。

株式会社SAMURAIが生徒アンケートを実施すると、勉強で挫折や行き詰まりを感じた理由の1位(全体の40.8%)は「不明点を聞ける環境がなかった」のが原因でした。

上記のアンケートはプログラミング学習者の結果ですが、どの学習においても同じことが言えます。

周りに相談する人や質問する人がいないという状態では、学習は進みませんし途中で挫折してしまいます。

こうした問題を解消すべく、通信教材でもオンラインの対面講座や講師にその場で質問できる「ライブ授業」を取り入れるようになりました。

同じように、子どもが「ここを教えて欲しい」と質問をした時に、親や家族がすぐに答えられるようにしておくと子どもの学びは深まります。

教材に目を通すのは簡単ですし、時間はかかりません。

教科書への目の通し方ですが、子どもの学習スケジュールに沿って、次回学ぶページの予習をしておきましょう。予習では問題を解く必要はなく、寝る前や空き時間などにザッと目を通すだけでOKです。

テキストには解答例や解説が載っているので、軽く目を通しておくだけでも、子どもの疑問に対してスムーズに答えられるようになります。

予習の方法について分かりにくい場合は、教材のサポートや教材の担当講師に相談するのも良い方法です。通信教育を長く続けるために、教材に先に目を通し予習を済ませておくようにしましょう。

2. 生活のリズムを整える(早寝早起き)

子どもと一緒に生活リズムを整え「早寝早起きの習慣」を付けましょう。

なぜなら、夜型の習慣がついた子どもは日中の集中力低下、学力低下に陥りやすいからです。

厚生労働省の調査によると、10年前や20年前に比べて現代の子どもは全体的に「夜型化」しており、睡眠不足を感じている子どもの割合が、年々増えていることが分かりました。

夜10時以降に就寝する子どもは集中力や能力低下に繋がる

参考までに、子どもの学力が高いフィンランドの状況を見てみると、国民全体の睡眠時間は平均7時間34分と、日本の平均時間よりも1時間長く睡眠を取っていることが分かっています。

駐日フィンランド大使館 参考:駐日フィンランド大使館のツイート

しっかり睡眠を取る国民性が「優れた学習能力」や「集中度」を育み、教育大国フィンランドの基盤となっているのです。

親が遅くまで起きていると、子どももマネをして寝る時間が遅くなります。日本でも親の側から率先し規則正しい生活を送るようにしましょう。

寝かしつけの方法ですが「私たちも寝るから、みんなで早く寝ようね」というように優しく声がけし、家族全員で早寝早起きの習慣を身に付けるようにすると良いですよ。

3. 家族で勉強を楽しむ雰囲気づくり

家族で協力し、家の中に「楽しく学べる環境」を作りましょう。

大人にも「勉強は辛いこと」「学ぶことは苦しいこと」という固定概念にとらわれている人がいます。しかし、肝心の親がこのように感じていては、子どもまで「勉強=面白くない」という間違ったイメージを与えてしまいます。

ナガセの調査によると、成績の良い子どもほど「勉強は楽しい」と答えており、成績上位者ほど「とても楽しくどんどん学びたい」「勉強が楽しい」と答えていました。

成績上位者への質問参考:高校生の学習調査、成績上位者ほど勉強「楽しい」(ナガセ)

子どもには「学ぶことは楽しいこと」「勉強は楽しいこと」と伝えていくことが重要です。

とはいえ、ただ言葉で伝えるのでは無く、家庭環境から楽しめる雰囲気を作るようにしてください。

例えば、兄弟や姉妹がいる場合は、リビングで家族一緒に楽しく勉強できる場所を設けるなどの工夫もできますし、家族全員でスケジュールを作成するのも楽しいですね。

「家族で学ぼう、楽しもう」というムード作りは、子どもの心に「勉強は楽しいもの」という良いイメージを与えてくれます。家族全員で協力し、家の中に「楽しく学べる環境」を作っていきましょう。

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通信教育が続かない子どもにしてはいけないNG行動

通信教育をする子供にしてはいけないNG行動

ここまで、通信教育を続かせるための理由や続ける上で大切なことを紹介しましたが、実は親や家族が原因で、子どものやる気を削ぐケースがあるので注意が必要です。

通信教育をする上で、親が子どもに「絶対にやってはいけないNG行動」が3つあります。

親が子どもに「絶対にやってはいけないNG行動」

これらの行動が子どもにとって、良く無い理由を順に説明します。

1. 感情にまかせて怒鳴る

通信教育をしないからといって、子どもを感情にまかせて怒鳴るのはNGです。感情に任せて怒鳴っても、子どもはますます勉強をしなくなります。

子どもは「勉強」のことで怒られてしまうと、全く正反対の行動を取ってしまうという実験結果があります。

広島大学の研究によると、人間は「〇〇しなさい」「まるなるしてはいけない」という命令や指示を受けると自由を制限されたと感じ、指示とは反対の行動を取るという心理的リアクタンス理論』が実証されました。

心理的リアクタンス理論

心理的リアクタンス理論は、もともとアメリカの心理学者ジャックブルームが提唱したのですが、教育の世界ではよく知られている理論です。

例えば、親が「勉強をしなさい」と怒鳴ることで子どもは嫌悪感を覚え、自由を得たいという意識から「勉強したくない」と考えるような反作用の気持ちや行動を取るようになるのです。

こうした理論からも分かる様に、子どもに「〜しなさい」ということは教育上、反対の結果を招いてしまいます。親が感情に任せて怒鳴っても子どもはより一層勉強しなくなります。

子どもを感情にまかせて怒鳴る習慣があるならば、いますぐに止めましょう。

2. 学習状況を放置する

子どもの学習状況を放置すると、子どもはいつまでたっても勉強をはじめません。

なぜなら、周りに「しかる大人」がいないと子どもはダレてしまうからです。

ハーバード大学の研究によると人間は「他者に見られていると、自分が重大なことをやっているかのように感じ、その感覚がモチベーションを高める」傾向が強いことが分かっています。

また、上の節を唱えた学者は「他者に見られているときは一人でいるときよりも、数学の問題を解くためにいっそう努力したように感じたという研究結果もある」と答えています。

自宅学習が苦手な学生や、自宅で「リモートワークが進まない」という方が多いのは、こうした人間の特性に基づいているのです。

同じように、子どもでも親の目や「他人の目」がないと、勉強のやる気が起こらないのです。子どもの勉強は「子どもの自主性に任せよう」としても上手く行かないのは、こうした理由があります。

学習する子ども

子どもがなかなか勉強をしない、通信教育に取り組まないという場合には、親が子どもの学習状況を放棄していないでしょうか?

この場合は親子でスケジュールを作ったり、親子や家族で学ぶという姿勢が必要です。

特に学習習慣が身に付いていない、幼児や小学校低学年の子どもはほったらかしにならないよう注意してください。ほったらかしのままでは、子どもはいつまで経っても勉強をはじめてくれません。

3. 勉強前にご褒美を与えてしまう

勉強前の子どもに、ご褒美を与えるのは止めましょう。

勉強前にご褒美を与えても、子どもはやる気を出してくれません。なぜなら、子どもは先に満足してしまうと、ご褒美というモチベーションが失われるため、勉強に取りかからなくなるからです。

ハーバード大学の研究によると「勉強をするなど知識を身に付けることに対して褒美を与えると、子どもの成績が上がる」という結果が出ています。

また、この研究で興味深いのが、成績アップや成果に対してご褒美をあげても「子どもの学力は改善しなかった」というという点です。

このほかにも、ただ褒美を上げれば良いという訳でなく、褒美をあげるタイミングが重要ということも研究の結果分かっています。

ハーバードの理論に基づくと、勉強の成果ではなく、勉強をしたということに対して「褒美」を上げるのが正解ということですね。

子どもがやる気を出さないので、仕方なく「先にご褒美をあげた」というケースもあるかもしれませんが、これでは子どものやる気は生まれません。

研究で「学力が改善しなかった」ことからも分かるように、何もやっていない段階でご褒美を上げてもムダということです。

もし、こうした習慣があるならば、勉強前にご褒美を与えるのは止めましょう。

通信教育が続かない・向いていない子どもの特徴

通信教育に向かない子どもの特徴

多くの通信教育は、子どもを飽きさせない工夫が施されていますが、もともと通信教育が向かない子どもがいます。

子どもに向いていなければ、どんなに良い教材を与えても、子どもが「続けたい」という気持ちを持たなくなります。通信教育に向かない子どもの特徴は、大きく分けて3つあります。

  1. 入会特典にしか興味を示さない子ども
  2. 親子で学ぶ環境がつくれない子ども
  3. やる気や根気、モチベーションが湧かない子ども

それぞれの理由を順に見てみましょう。

1. 入会特典にしか興味を示さない子ども

通信教育の入会特典(おもちゃ等)が目当ての場合、子どもが教材に興味を示さない場合があります。

通信教育の中には、豪華な特典を用意している教材が多いです。

カラフルな知育玩具、タブレット教材、ぬいぐるみ、絵本、音楽教材など。どれもキラキラと、まるでおもちゃ屋さんのショーウインドウのように子ども達を魅了しています。

通信教育の入会特典(おもちゃ等)

子どもが「僕もやってみたい!」と意欲を見せるのはうれしいことですが、実際に意欲が湧いていたのは勉強では無くおもちゃの方だったとしたら…?

これでは本末転倒ですし、子どもは特典を手に入れた途端、満足をして教材には手を付けなくなるでしょう。

入会目的が「特典のおもちゃ」というケースは珍しくありません。

実際、通信教育の特典は年々豪華になっており、学習教材のおまけやグッズが欲しかっただけで「勉強はしたくない」という子どもは多数存在します。

おもちゃ目当ての子どもは、通信学習教材に興味を示さない場合があるので注意が必要です。

2. 親子で学ぶ環境がつくれない子ども

親子で学ぶ環境がつくれないと、通信教育を続けるのは難しいです。

なぜなら、子どもが自発的に勉強に取り組むということは無く、親や大人の指導や目線がなければ勉強に取り組めないのが、子ども本来の特性だからです。

実際、小さな子どもは「何をすれば良いのか」「何から手を付ければ良いのか」分かりません。このため、学習の習慣が身に付くまでは親子二人三脚で勉強に取り組む必要があります。

また、自主学習で難しいのは「問題の解消方法」です。勉強で分からないところを残しておくと、いつまで経っても勉強は進みません。

共働きで自宅を留守にする大人は珍しくありませんが、子どもと一緒の学習時間が取れない場合には、親の指導ができないため通信教育は向いていません。

勉強を見てくれるお兄ちゃんお姉ちゃんがいれば、話は別ですが、子どもが学校から帰ってきて、自分一人の意思で教材に取り組むというのは、小学校高学年でも難しいことです。このため、一部の例外を除き親子で取り組む環境がなければ、通信教育を続けるのは難しくなるでしょう。

3. やる気や根気、モチベーションが湧かない子ども

どのような教材を与えても、全く興味を示さない子どもがいます。

何をしてもやる気や根気、モチベーションが湧かない子どもというのは、珍しくありません。

こういったタイプの子どもには大人の側から先に、イメージを与えてあげることが必要です。

勉強だけでなく、何事もやる気には「好奇心や探究心」が必要になるのですが、こうした好奇心や探究心を育む元になるのが、想像力を引き出す言葉です。

子ども時代は「想像力が豊か」と思われがちですが、これは大人の働きかけがあってこそ。

子どもの頭の中の想像力を膨らませるには、親の言葉かけが必要であって、子どもが勝手に想像力を身に付けるのではありません。

子どもの想像力は豊か

普段から子どもには、イマジネーションを膨らませるような言葉、絵本などを使った読み聞かせ、図鑑などを一緒に見ながら、子どもが初めて知る世界をたくさんの言葉で満たしてあげてください。

子どもは親の言葉をスポンジの様に吸収し、想像力をどんどん膨らませていきます。

こうした、親の言葉や取り組みの一つ一つが子どものやる気や根気を育み、どのようなことにも「チャレンジしてみたい」という意欲に繋がります。

子どもにやる気や根気が見られない場合は、学習教材を与えるよりも先に、言葉によってイメージや想像力の持てる子どもに伸ばしてあげてください。

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通信教育以外にも子どもの特性にあった勉強法がある!

通信教育以外にも子どもの特性にあった勉強法がある!

ここまで、通信教育のことをお話ししましたが、通信教育以外の方法にも「子どもの適性」に合った勉強法が見つかる場合があります。

子どもは興味のあることに集中してくれますが、子どもが興味を持つのが通信教育以外の場所にある可能性は十分あります。

例えば、通信教育以外にも塾、オンライン塾、家庭教師などさまざまな学習法があります。子どもの特性や一人ひとりの性格に合う指導法も複数あり、子どもへの可能性は開かれています。

通信教育で「しっくりこないな」と感じたら、これらの勉強法や指導法を試してみてはいかがでしょうか。通信教育と塾以外の場所でも、お子さんの適性に合った学習法が見つかる可能性は高いです。

通信教育と最もよく比較されるのが「塾」です。

通信教育が上手く行かないと「塾に変えようかな」と考える方は非常に多いです。

また、学年が上がると定期テスト対策・受験対策のために、通信教育から塾に切り替える親御さんも増えています。

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通信教育が続かないなら子どもにあった勉強法を探してみよう

通信教育が続かないのには、子どもの特性が大きく関係していました。

子どもはもともと、

  •  一人で勉強するのが不安
  • 自宅では集中できない
  • 教材が面白くない

と感じやすく、大多数の子どもが「通信教育に苦手意識」を持っているからです。

子どもが楽しめる工夫のある教材、子どもの好奇心や探究心を育み「学ぶことが楽しい」と感じられる教材を親子で一緒に選ぶことが重要です。

また子どもだけで無く、親の側も子どもの教材に目を通したり、早寝早起きの習慣で集中力を高めたり、子どもが安心して勉強を提供するなどの工夫ができます。

通信教育が続かないという場合には、子どもの特性にあった教材選びや環境作りができているか、今一度確認してみましょう。

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